建国当初~1950年代 朝鮮戦争と共産化とは? わかりやすく解説

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建国当初~1950年代 朝鮮戦争と共産化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:44 UTC 版)

朝鮮民主主義人民共和国の歴史」の記事における「建国当初~1950年代 朝鮮戦争と共産化」の解説

朝鮮戦争」および「千里馬運動」も参照 朝鮮民主主義人民共和国は、ソ連朝鮮占領軍監督する中で、1948年9月9日独立宣言した建国翌年1949年6月30日北朝鮮労働党南朝鮮労働党合併し朝鮮労働党成立した建国当初朝鮮民主主義人民共和国は、まだ金日成首相へ権力集中果たされておらず、満洲中国東北部)でパルチザン闘争行っていたとされる金日成満州派の他、朝鮮北部甲山郡根拠地満州派と共に東北抗日聯軍構成し普天堡の戦いを共に戦った縁で当初関係良好・準同盟関係だった甲山派領袖甲山工作委員会朝鮮民族解放同盟結成した朴金喆)、日本統治時代朝鮮地域内で抵抗運動続け戦後南朝鮮労働党結成していたいわゆる南労党派領袖朴憲永)、中国共産党八路軍所属し抗日闘争共闘ていたいわゆる延安派ソ連渡りソ連国籍有しているソ連派などの勢力分かれていた。 1950年6月25日朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)の大韓民国韓国侵攻南進)によって勃発した朝鮮戦争は、当初韓国李承晩大統領釜山追い詰めるまでに優勢だった北朝鮮朝鮮人民軍ダグラス・マッカーサー率い国連軍朝鮮半島北上によって押し戻し一時期大韓民国国軍中朝国境鴨緑江にまで達したが、この国連軍北上対抗して成立間もない中華人民共和国から中国人民志願軍抗美援朝義勇軍)が派遣され戦争朝鮮半島全土荒廃させた後、1953年7月27日朝鮮戦争休戦協定によって軍事境界線38度線)を挟んで朝鮮民主主義人民共和国大韓民国との休戦実現した。この朝鮮戦争では北朝鮮による武力統一こそ実現しなかったものの、この際軍事委員委員長となった金日成首相権力強化させ、甲山派延安派ソ連派連携協力して最初政敵とされた南労党派打倒へと向かわせた。なお、朝鮮戦争の際の中国介入により、中朝連合軍結成された際、中朝連合軍彭徳懐司令官金日成首相差し置いて延安派朴一禹中朝連合軍副司令官に任命している。 しかし、1956年フルシチョフ第一書記によるソ連共産党第20回大会におけるスターリン批判個人崇拝批判対象となった)は、金日成個人崇拝進めようとする北朝鮮にも影響与え、これ以降朝鮮労働党内の延安派ソ連派金日成批判強めたこうした事態に対して金日成甲山派共同で、強権的政敵逮捕除名8月宗派事件)することで乗り切り1950年代末までにはほぼ当初政敵派閥駆逐した最後に残り、後に対立する甲山派粛清駆逐1967年行われた)。この間農業集団化し産業国有化進められ1956年より「千里馬運動」が開始された。1950年代末までに社会主義経済体制構築されといえる

※この「建国当初~1950年代 朝鮮戦争と共産化」の解説は、「朝鮮民主主義人民共和国の歴史」の解説の一部です。
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