普天堡の戦いとは? わかりやすく解説

普天堡の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 14:09 UTC 版)

普天堡の戦い(ふてんほのたたかい、ポチョンボのたたかい、朝:보천보전투普天堡戰鬪)は、1937年6月4日満洲に展開していた東北抗日聯軍として活動し日満国境を越えてきた一隊(のちの満洲派)、及び同じく東北抗日聯軍に籍を置き朝鮮甲山郡を本拠地に朝鮮内で活動していた朴金喆の率いる祖国光復会朝鮮語版の一隊(のちの甲山派)の2隊が約300戸[1]ある普天堡村という朝鮮人が大多数を占める村の警察署の襲撃・放火後に無差別に金品を強奪し、役場消防会館、郵便局小学校などに略奪・放火を行った赤色テロ事件である。警察官だけでなく、幼児、料理店経営者を含む一般人が死傷したが、北朝鮮では朝鮮人共産主義者らが日本に勝利したとして神話化、美化されている[2]


  1. ^ 東亜日報では兼清岩男、田野口正治、戌亥誠一、平尾信二、岡部萬記、趙善軫、黄辰植[4]。毎日新報報道では金清岩雄、田口正春、乾清一、平尾信二、岡部萬喜、張善振、洪甲植[8]
  1. ^ 日本人26戸と中国人2戸以外、残りの村民はすべて朝鮮人であった。
  2. ^ 金日成は四人いた: 北朝鮮のウソは、すべてここから始まっている!  p14  李命英 - 2000
  3. ^ a b c 警察庁警務局 1937, p. 1026.
  4. ^ a b 普天堡事件被害判明(보천보습격사건피해판명)1937.06.06 東亜日報”. NAVERニュースライブラリー. 2019年10月30日閲覧。
  5. ^ a b c 警察庁警務局 1937, p. 1027.
  6. ^ a b c d 警察庁警務局 1937, p. 1028.
  7. ^ 普天堡襲擊續報1937.06.05 동아일보 호외(號外) 제2”. NAVERニュースライブラリー. 2019年10月30日閲覧。
  8. ^ 普天堡賊禍犧牲者 七名은 署葬을 擧行, 毎日新報1937.06.07、02面, オリジナルの2017-08-27時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20170826071639/http://gonews.kinds.or.kr/OLD_NEWS_IMG3/MIN/MIN19370607y00_02.pdf# 
  9. ^ 2 惠山鎭『今村』部隊와 만주국군이 연합 추격(滿洲國軍이 聯合追擊) : 보천보 사건 속보(普天堡事件續報), 毎日新報1937.06.08、02面, オリジナルの2017-08-27時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20170826071639/http://gonews.kinds.or.kr/OLD_NEWS_IMG3/MIN/MIN19370607y00_02.pdf# 2 
  10. ^ 「金日成匪 討伐詳報」 満洲国軍の機関誌である月刊『鉄心』 1937年 11月號 (滿洲国 治安部 參謀司 調査課編) pp.70~75.
  11. ^ 鮮外情報 - 共匪 金日成 射殺の 件 治安狀況(昭和 12年) 第38報 (1937年 11月 19日).
  12. ^ 東亜局第二課関係/第七章 支那及満州ニ於ケル共産運動 : 昭和 12年(1937年) 12月 1日 p.49 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.B02130117600、執務報告 昭和十二年度東亜局第二課及第三課(東亜-3)(外務省外交史料館)」
  13. ^ 共匪 金日成 被殺 - 十三日 滿洲國 討伐軍에, 每日申報 1937年 11月 18日 3面 2段
    反滿 抗日의 首魁, 金日成 被捉 斬首. 討匪隊와 激戰 5時間, 朝鮮日報 1937年 11月 18日 朝刊 2面;
    金日成 被殺 ?, 東亞日報 1937年 11月 18日 朝刊 2面
  14. ^ 日本の論点2004』文藝春秋、2003年11月10日、89頁。ISBN 978-4165030300 
  15. ^ ““검인정교과서 실체는 민중사학의 비틀린 허위의식””. 新東亜朝鮮語版. (2015年12月). オリジナルの2021年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211013200612/https://www.donga.com/news/Politics/article/all/20151123/74966866/1 






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