廢嫡とは? わかりやすく解説

はい‐ちゃく【廃嫡】

読み方:はいちゃく

[名](スル)民法旧規定で、推定家督相続人の家督相続失わせること。→廃除(はいじょ)


廃嫡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 13:17 UTC 版)

廃嫡(はいちゃく)は、嫡流を継ぐ相続権を廃する、または廃されること。


  1. ^ 佐野眞一著『渋沢家三代』文集新書


「廃嫡」の続きの解説一覧

廃嫡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 16:54 UTC 版)

佐竹義直」の記事における「廃嫡」の解説

寛永3年3月21日1626年4月17日)、廃嫡された。当時江戸にいた梅津政景が『梅津政景日記』に記したところによると、義宣と義直江戸城本丸にて催され猿楽見物し登城したが、帰って来た義宣は酷く立腹しており、「以前から義直不届き思っていたが今日いよいよ見限った早々に秋田へ帰らせよ」と政景に命じたという。 御本丸にて御能相済み番数九番あり。彦二郎殿〔ママ〕にも御登城、御能御見物、これに就き、御帰り(の)屋形様御腹立ニハ、兼々御不届ニ思し召され候へ共、今日いよいよ御覧限られ候間、早々秋田御下なされ候ようニ仕るべきよし、拙者仰せ付けられ候 — 梅津政景梅津政景日記』、神宮 2017, p. 135 25日付で義宣が国元家老梅津憲忠(政景の兄)へ送った書状にも、「元来ぼんやりした性格であった義直を、何かと手を尽くして指導してきたが、いよいよ見込みがなく見限った。そちらへ送るので一乗院入れ出家させよ。20扶持遣わす以外の支援をしてはならない」と記されている。 彦次郎が儀、四ケ年が内色々情を入、猿まわし候ごとくに、しかつゝ、又色々為申聞候得共、しゆしやうかいなく生候故か、次第々々にぼれたるなりに而候、先第一しかり候を何共不思候而居候躰ニ而候間、人前をも為見候はゝ、薗気も可付かと分別候而正月より御前に出候所に、弥々気も不付ぼれたるなり、是非を書中ニ可書様も無之候間、其許え遣候、一乗院弟子に仕、かみをそらせ可指置候、扶持方二十人扶持遣候而何に而も其他かまはず候而、可指置候 — 佐竹義宣梅津憲忠宛て書状)、神宮 2017, p. 200 この時に何があったのか、同時代の史料には明確な記述がない。最初に事情記されたのは、約100年後の享保期に編纂された『佐竹家譜』である。「古老伝て云」と伝聞であることを注記しつつ、「義直猿楽見物中に居眠りをし、隣にいた伊達政宗が義宣の膝を押してそれを知らせた」という失態があったと書かれている古老伝て云。今日営中に於て猿楽の内、眠に就く。伊達政宗傍に在て義宣の膝を擁して是を告ぐと云 — 佐竹家譜(義宣家譜)、神宮 2017, p. 136 猿楽見物の翌22日、義宣と政景は島田利正酒井忠世通じて義直廃嫡の意向幕府伝え23日内諾得た義直23日のうちに江戸出発し4月2日秋田到着した4月10日城下一乗院真言宗)へ入り出家した。 なお、4月25日1626年5月20日)に亀田藩主の岩城吉隆(義宣の弟・義直の兄である岩城貞隆の子)が、義直に代わって義宣の嫡子になっている

※この「廃嫡」の解説は、「佐竹義直」の解説の一部です。
「廃嫡」を含む「佐竹義直」の記事については、「佐竹義直」の概要を参照ください。

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廃嫡

出典:『Wiktionary』 (2021/06/21 00:05 UTC 版)

名詞

廃 嫡はいちゃく

  1. 民法で、推定相続人家督相続剥奪すること。

発音(?)

は↗いちゃく

翻訳

動詞

活用

サ行変格活用
廃嫡-する

翻訳


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