川棚のクスの森
名称: | 川棚のクスの森 |
ふりがな: | かわたなのくすのもり |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 山口県 |
市区町村: | 下関市豊浦町 |
管理団体: | 下関市(大12・12・13) |
指定年月日: | 1922.10.12(大正11.10.12) |
指定基準: | 植1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 天然紀念物調査報告(植物之部)第三輯 五六頁 参照 天然紀念物解説 一四一頁 一株ノ樟 Cinnamomum Camphora Nees et Eberm. ニシテ、太キ枝四方ニ擴ガリ宛然森林ノ觀ヲ呈ス 故ニ樟ノ森の名アリ、樹ノ西側ノ土際ヨリ高サ五尺ノ幹圍三丈枝張リ東北方八十二尺、東方七十尺、南方五十尺、西南方七十尺、西方七十尺、北方七十尺枝張全周囲約百間ニ達ス。 |
天然記念物: | 川原湯岩脈 川古のクス 川宇連ハナノキ自生地 川棚のクスの森 常照寺の九重ザクラ 常神のソテツ 幌満ゴヨウマツ自生地 |
川棚のクスの森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 04:55 UTC 版)
川棚のクスの森(かわたなのクスのもり)は、山口県下関市豊浦町[注釈 1]川棚地区に生育するクスノキの巨木である[1][2]。この木には戦国時代の武将大内義隆の愛馬「ひばり毛」にまつわる伝承が残され、地元の人々に神木として扱われていた[1][3][4]。推定の樹齢は1000年以上とされ、1922年(大正11年)に国の天然記念物に指定された[1][5][6][7]。幹周の太さにおいては九州などに生育するクスノキの巨木に譲るものの、幹の途中から大枝を何本も分岐させた特異な外見と枝張りの大きさなどで「日本三大樟樹」の1つとして知られる[注釈 2][2][5][6][8]。
注釈
- ^ 豊浦郡豊浦町は2005年2月13日に新設合併で下関市となった。
- ^ ただし、他の2本については不明とされる。
- ^ 目通り幹周とは樹木の幹周りの太さを、人間の目の高さ(地面より1.2メートル上)で計ったサイズを指す。
- ^ 高さ五尺は約1.52メートル、幹囲三丈は約9.09メートル、枝張約百間はおよそ181.81メートルとなる。
出典
- ^ a b c d e f g h i j 『新日本名木100選』、160-161頁。
- ^ a b c 国指定天然記念物 川棚のクスの森 豊浦町観光協会ウェブサイト、2013年4月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『山口県の自然100選』、68-69頁。
- ^ a b c d e f g 矢野、228-230頁。
- ^ a b c d e f 『天然記念物事典』、142-143頁。
- ^ a b c d e f 『日本の天然記念物5 植物III』、102頁。
- ^ a b c 川棚のクスの森 文化遺産データベース、2013年4月20日閲覧。
- ^ a b 川棚のクスの森 日本の巨樹・巨木(高橋弘ウェブサイト)、2013年4月20日閲覧。
- ^ 「川棚のクスの森」に関する説明会 下関市
- ^ 国指定天然記念物「川棚のクスの森」について 下関市
- ^ MICE情報 一般社団法人下関観光コンベンション協会、2013年4月20日閲覧。
- ^ 川棚温泉 川棚温泉公式サイト/観光・歴史・文化・祭り・宿泊施設案内、2013年4月20日閲覧。
- ^ a b c d 『自然紀行 日本の天然記念物』、262頁。
- ^ a b c d 川棚のクスの森 おいでませ山口へ(一般社団法人山口県観光連盟ウェブサイト)、2013年4月20日閲覧。
- ^ 樹種サイズの見方 みどりの風オンライン、2013年4月20日閲覧。
- ^ a b c 渡辺、334頁。
- ^ (記者発表資料)川棚のクスの森竣工式の開催について 下関市ウェブサイト、2013年4月20日閲覧。
- ^ 川棚のクスの森竣工式 下関市ウェブサイト、2013年4月20日閲覧。
- ^ 『新日本名木100選』、160-163頁。
- ^ 『新日本名木100選』、8頁。
- ^ 新日本名木100選 巨樹と花のページ、寺西化学工業株式会社ウェブサイト、2013年2月15日閲覧。
- 1 川棚のクスの森とは
- 2 川棚のクスの森の概要
- 3 参考文献
- 川棚のクスの森のページへのリンク