岩木山百沢寺旧記とは? わかりやすく解説

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岩木山百沢寺旧記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 13:50 UTC 版)

岩木山」の記事における「岩木山百沢寺旧記」の解説

岩木山神社廃仏毀釈運動以前は、百沢寺という寺院であった百沢寺には『岩木山百沢寺旧記』という書が残されており、岩木山各所のいわれが記録されている。 左の峰 - 岩鬼山 、 中央の峰 - 岩木山 、 右の峰 - 鳥海山 岩木山白刃剣に似た峰で、この山の沢に一の滝二の滝三の滝がある。 三つの峰の総称岩城山という。いつも見える。形は富士山似ているので、俗称は奥小芙蓉という。 昔、この山は外ヶ浜から一夜にして湧出したという。 嶽神園 - 岩鬼山の山頂にある。奇妙な樹木綺麗な岩石がある。めでたい発生し生気満ちて天女が常に降りてくことを、多くの人が見ている。実に神仙静養する所で、俗に嶽神園という。 赤倉 - 岩嶽の背に畳の壁のような赤い岩がそびえている。土地の者は古嶽の仙人がいる所としている。その神は喧嘩忌み嫌うので、参拝者はそこでは黙っている。その昔騒がしくしたものがいて、暴風雨起き人を害したという。また、ある言い伝えでは昔90歳の老鬼女がここに住もうとした。嶽の神はこれを最初許さなかったが、老女眷属になってこの山を守るというので、嶽の神はこれを許したその時誓文が石の箱に収められ百沢寺にあるという。 鳴沢 - 赤倉山からの沢。流れが手を打つような音がすることから、この名がついている岩木山の西 - 二神2つ奇妙な石が相対するように立っている、胎内潜り 土地の者は、罪がことごとく消滅するので、多くの人がこの穴を潜るという、龍馬参詣する者が木の枝に絵をかける所。また龍馬時に馳せるので名付けられた。 姥石 - 山麓にある。土地の者は大昔嶽神花若慈母化身したものだという。女子がこの石に祈ると必ず良い事が起きた。そのため、多く土地の者がこの石に参詣した風穴 - 嶽の峰の方にある。(種苗代から鳳鳴ヒュッテの間にある)四角く穴の深さ測る事ができない。穴の口からは常に生風ににた風が吹いている土地の者は若く汗をかいている人が嶽を参詣するので、怒って風を起こしている風の穴だという。諸人がここに至りつつしんだ気持ちになるという。またこの穴は男鹿半島繋がっているとも言う。 嶽神庫 - 風穴の西にあり、岩が数千尺にわたってそびえている場所。その下は雨露避けのようになっている鳥海山 - 右峰。古くはこの山頂湖水があった。湖水中に大きなの形をした石があった。そのために名付けられた。慶長5年正月土砂湧き湖水枯れた。今ではただ大きな石がある。 種蒔苗代 - 岩嶽の上部にある湖水土地の者は、昔嶽の神が種を蒔いた所だという。嶽に参詣するものは必ずこの湖で祈念をした。神の助けがあるものは浮き、無いものは沈んだという。霊験ありあがめるべし。 錫杖清水 - 嶽中央にある。(百沢コース、焼止り避難小屋過ぎて苗代の間にある)嶽の2仙の満字と錫杖がこの清水傍らにいるという、そのために名付けられた。または、泉源御室の下にあり、その形が錫杖似ているために付けられたとも言う。正しいことを知っているものは誰もいない。参詣する者はここで渇きをいやす最も有益な清水である。

※この「岩木山百沢寺旧記」の解説は、「岩木山」の解説の一部です。
「岩木山百沢寺旧記」を含む「岩木山」の記事については、「岩木山」の概要を参照ください。

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