寒風山 (秋田県)
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寒風山(かんぷうざん)は、秋田県男鹿市にある成層火山。標高355 m。山頂部は滑落で2つに分かれている。男鹿三山の一つとして数えられる場合もある。
- ^ 日本の火山 寒風山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 岩手県の天然記念物に指定されている
- ^ 『日本の風穴』、清水長正・澤田結基、古今書院、2015年
- ^ 岩木山百沢寺旧記『青森県市資料編 中世3 北奥関係資料』、2012年、p.558-559
- ^ 林信太郎、「寒風火山文化七年(1810)噴火記録の再検討 : 江戸藩邸で創作された偽の噴火記録」 『火山』 1998年 43巻 4号 p.207-212, doi:10.18940/kazan.43.4_207, 日本火山学会
- ^ 「寒風山無線中継所の建設」、秋田県警察史 下巻、秋田県警察史編纂委員会編、秋田県警察本部発行、1971、P911、「県内全域の連絡を確保するために無電中継所設置の計画を樹て、昭和24年以来、大平山、大石嶽、八幡平、姫神山、森山、男鹿本山、寒風山等を候補地にして実地踏査を行い、有力候補地として男鹿半島と大平山がのこった。男鹿本山は、当時米軍がレーダー基地を建設中であった。警察の調査班が回線試験実施を試みようとしたが、現地を管轄していた米軍将校から「本山は私の権限内であるから、他の施設は絶対に許されない」と断られ、下山するというできごとがあった。また、大平山については、工事施工上の困難と保守員の勤務上の点から見送られ、最終的に寒風山に決定した。寒風山については、県内有数の観光地のめぐまれた自然美を害するとか、採草地であるからその補償といった問題もあったが、県当局や男鹿市長などの協力により、海抜354米の同地に、総工費2860万円をもってリモートコントロールシステム(遠隔制御方式)による超短波無線中継所(12坪)を昭和29年12月20日完成し運用を開始した。」
- 1 寒風山 (秋田県)とは
- 2 寒風山 (秋田県)の概要
- 3 概要
- 4 地質
- 5 放送・通信設備
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