普通角閃石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 普通角閃石の意味・解説 

ふつう‐かくせんせき【普通角×閃石】

読み方:ふつうかくせんせき

角閃石2


普通角閃石(Hornblende)

普通角閃石
熊本県阿蘇郡久木野村阿蘇外輪山俵山
Ca2(Mg,Fe)4AlSi7AlO22(OH)2 画像の幅約2.8cm

阿蘇外輪山にある山の稜線付近で見つかる普通角閃石です。

普通角閃石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 14:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
普通角閃石
分類 ケイ酸塩鉱物
結晶系 単斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 5 - 6
光沢 ガラス光沢
緑黒色
条痕 白色
比重 3.0 - 3.5
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

普通角閃石[1](ふつうかくせんせき、hornblende[1])は、ケイ酸塩鉱物の一種。Caを含む角閃石のなかま。現在では苦土普通角閃石グループ、もしくは苦土普通角閃石と第一鉄普通角閃石を指し、独立した鉱物種ではない。もっぱら岩石学で使われる用語である。

角閃石の中では最も普通で、火成岩変成岩に広く産する造岩鉱物固溶体であり、組成には幅があるものの、一般には、Ca2(Mg, Fe)4Al(AlSi7O22)(OH)2とされている[2]

語源

ドイツ語Horn(角)とblenden(輝いて目をくらませる・だます・あざむく)に由来する。日本ではhornblendeは明治初期「光線石」と訳されたが,角閃石としたのは和田維四朗で,形状・光沢による(明治11年・1878)。

苦土普通角閃石と第一鉄普通角閃石

普通角閃石は現在では苦土普通角閃石グループを指し、普通角閃石そのものは独立種とされていない。特によく産出する苦土普通角閃石と第一鉄普通角閃石をまとめて指す事があるが、肉眼で両者を区別することはできない。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
  2. ^ 国内初、法科学応用を指向した日本全国土砂データベースの開発 ~日本全国重鉱物・重元素分布図を公開~(プレスリリース)http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2016/160324/  

関連項目

参考文献

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「普通角閃石」の関連用語

普通角閃石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



普通角閃石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Kato's CollectionsKato's Collections
Copyright(C) 1996-2025 Shinichi KATO All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの普通角閃石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS