屋島・壇ノ浦の戦いとは? わかりやすく解説

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屋島・壇ノ浦の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:24 UTC 版)

平教経」の記事における「屋島・壇ノ浦の戦い」の解説

元暦2年1185年2月義経平家本営讃岐国屋島奇襲しかけた平家屋島捨てて船で逃げ出すが、義経意外な寡兵知って激しい矢戦となった教経は「舟戦にはやり様があるものだ」と言うと鎧直垂着ずに、軽装戦い見事な技で敵を射落とし逃すことがなかった。義経の郎党たちが主人守ろう矢面に立つが、「そこを退け雑魚ども」と言うや、さんざんに射て10騎を射落とした。この時、奥州平泉から義経に従っていた佐藤継信真っ先矢面に立ち抜かれた。 教経の童の菊王丸が首を取ろう走りよるが、継信の弟の忠信がこれを射落とす菊王丸亡き通盛仕えていた18歳若者で、教経菊王丸の死を悼んで戦をやめてしまった。 平家屋島放棄し知盛の守る長門国彦島逃れた義経水軍編成して彦島攻めよせる。背後九州は範頼に制圧されており、既に平家退路なくなっていた。 3月24日源平最後の決戦である壇ノ浦の戦いが行われた。序盤舟戦慣れた平家優勢だったが、義経水手梶取射る奇策阿波水軍の裏切りそして潮の流れ反転したことにより、平家敗北決定的になった。

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屋島・壇ノ浦の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:38 UTC 版)

平宗盛」の記事における「屋島・壇ノ浦の戦い」の解説

一ノ谷の戦い陸上兵力大部分失ったことで、平氏屋島彦島海上基地生命線としてひたすら防御固めた9月源範頼軍が西国侵攻すると平氏陸上戦闘回避し水軍により断続的な攻撃を行うことで戦局打開しようとする。範頼軍は長門国達したものの水軍力の不足から彦島攻略できず、兵粮欠乏や軍の士気低下陥った元暦2年1185年正月8日には、源義経後白河法皇に範頼軍敗退恐れもあると奏上するなど、状況平氏にとって有利に展開していた。 しかし、直後2月平氏本拠地屋島背後から義経軍奇襲を受ける。屋島防備海上向けられ陸上からの攻撃想定しておらず、折りしも田口教能率い平氏軍主力伊予国河野通信討伐のため不在であり、防備手薄だった屋島内裏炎上し狼狽した宗盛海上逃れる海上退避は教能が戻るまでの時間稼ぎだった可能性もあるが、教能は戦わずして義経軍門下り平氏本拠地だけでなく瀬戸内海制海権も失うことになった。時を同じくして九州渡海した範頼軍に原田種直撃破され(葦屋浦の戦い)、平氏は完全に包囲されるとなった平氏彦島残存兵力結集して最後の戦い挑んだが、3月24日壇ノ浦の戦い滅亡した知盛経盛・教盛ら一門入水する中、宗盛死にきれずに泳ぎ回っていたところを息子の清宗とともに引き上げられ捕虜となった『愚管抄』は「宗盛水練ヲスル者ニテ、ウキアガリウキアガリシテ、イカント思フ心ツキニケリ(宗盛水泳上手なため、浮き上がり浮き上がりする中に生きたい思うようになった)」とするが、『平家物語』は「西国ていかになるべし身の、生きながら捕らわれて、京鎌倉恥をさらすも、あの右衛門督(清宗)ゆゑなり(西国で死ぬはずだった身が、生きながら捕らわれて、京・鎌倉に恥を晒すのも、右衛門督のためだった)」という宗盛言葉記しており、子への愛情が死をためらわせる原因だったとしている。

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