小売業との連携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:28 UTC 版)
「福岡ソフトバンクホークス」の記事における「小売業との連携」の解説
ダイエー時代は小売での競合相手である岩田屋、博多井筒屋、博多大丸、イオン九州 などの小売業はセールなどは消極的であったが、ペットマークなどの使用の自由化(ロイヤリティーの無料化)といった営業努力、さらに球団の福岡での活躍が重要視されるなど「地域密着」を打ち出すようになり、各種企業の協賛も増えた。ソフトバンクになってからも連携は続いている。ゆめタウン(イズミ)、エディオン、阪急百貨店(博多阪急)など福岡県以外を本拠地とする企業でも地元に店舗を置いていることから協賛する例も多い南海時代は、小売業では髙島屋が当時の球団親会社の南海電気鉄道と資本提携し、難波駅の南海ビルディングに登記上の本店(大阪店)を構えていたことで間接的に関係があり、南海の球団売却までは企業内にも応援組織として「高島屋ホークス後援会」が存在していたが、1950年代の南海黄金時代は、まだ応援・優勝セールの商習慣がなく、1978年から売却まで4位以下と低迷したため、高島屋大阪店における優勝セールは1973年の1回にとどまった。 ダイエーは球団所有以前から球団所在地の店舗で地元球団の優勝セールを行っていたが、球団所有後も各球団の許諾を得て関西地区で阪神タイガースの、埼玉県で西武ライオンズの優勝セールを行うなど、地域性に応じた柔軟な対応を行い、特に2003年は関西地区で日本シリーズで対戦するダイエー・阪神の両球団の優勝セールを行う異例の対応となった。 2007年春よりローソンとのコラボ店舗、ローソン地行三丁目店がオープン。店舗内装には、通常使用されているブルーではなく、ホークスのチームカラーであるイエローをシンボルカラーとして使用。店内壁面に、ホークス選手15名のパネルを掲出。福岡Yahoo!JAPANドームを模した形の専用什器を常設し、ホークスのキャラクターを掲出した2種類の什器で、ホークスグッズ(約60品目)を販売。また、キャンペーンにも積極的に参加している。 2010年、7年ぶりのパ・リーグ制覇を記念して、地域の企業とライセンス契約を結びパ・リーグ優勝記念グッズの企画を行い、地域企業との連携を深めている。今までにない企画商品例として、優勝時メンバーの写真とのコラボレーションで製作依頼が出来るオーダーメイドジグソーパズルなどもある。 2015年には、イオン九州・マックスバリュ九州・元親会社のダイエーが共同で「福岡ソフトバンクホークス×WAONカード」の発行を開始している。カードにはキャラクターとしてハリーホーク・ハニーホークおよびWAONのイメージキャラクターのハッピーワオンの図柄が印刷されている。 広島県内のソフトバンクショップ(Y!mobileショップを含む)では、競合球団の広島東洋カープの優勝セールを行う店舗があるなど、ソフトバンクグループ内では地域性を考慮した柔軟な対応も行われている(特に公式戦での競合が少ないセントラル・リーグ球団の場合)。
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