小半鍾乳洞とは? わかりやすく解説

小半鍾乳洞

名称: 小半鍾乳洞
ふりがな おながらしょうにゅうどう
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 大分県
市区町村 佐伯市本匠
管理団体 佐伯市(大11・11・7)
指定年月日 1922.03.08(大正11.03.08)
指定基準 地6
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 天然紀念物調査報告鑛物之部)第一輯 九五頁 参照
石灰岩浸蝕溶解セラレテ生ジタル洞穴ニシテ敢テ大ナリト言フカラサルモ各地石灰洞中ノ鐘乳石及ヒ石筍ノ多ク破壊セラレタルニ似ス能ク完全ニ保存セラレ且泥中数多クノ石筍アリ

小半鍾乳洞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 07:30 UTC 版)

小半森林公園の大水車

小半鍾乳洞(おながらしょうにゅうどう)は、大分県佐伯市本匠(旧本匠村)小半にある鍾乳洞1922年大正11年)3月8日に大分県で初めて国の天然記念物に指定されている。

概要

小半鍾乳洞
小半鍾乳洞の位置

この鍾乳洞は、1899年明治32年)に発見されたもので、清流として知られる番匠川の源流の近くにある。全長1,750mで、そのうち330mが観光用に整備されている[1]。洞内の「宮殿」と呼ばれる区域にある「斜柱石」は、鍾乳石の成長後、地殻変動で倒れ、今に至っているもので珍しい。

鍾乳洞の近隣には、小半森林公園が整備されている[2]。公園内に設けられた直径約18mの大水車は、1993年(平成5年)の完成時には日本一の大きさを誇ったもので(2006年12月現在では4番目)、小半鍾乳洞の目印にもなっている。

2016年(平成28年)1月18日に入口付近で落石が確認されたため鍾乳洞は一時閉鎖され、もろくなっていた岩石を取り除いた上で約1ヶ月後に再開。しかし、その後も落石が続き、6月30日には直径1m超の岩が案内所の屋根を突き破る事故が起きたため、鍾乳洞を休業するとともに、入口に通じる市道も通行止めとなった。その後の調査で確認された落石の恐れのある箇所は132ヶ所にのぼっており、再開の目途は立っていない[3]

アクセス

脚注

  1. ^ JAPAN CAVING, vol.17, no.3-4, 1988. 日本ケイビング協会
  2. ^ 小半森林公園キャンプ場 佐伯市
  3. ^ “小半鍾乳洞再開いつ、落石相次ぎ2年近く休業”. 大分合同新聞. (2018年5月25日). http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/05/25/130722584 2018年5月26日閲覧。 
  4. ^ バスに乗ってでかけよう!”. 大分バス株式会社. 2018年5月26日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯32度56分56.68秒 東経131度45分25.64秒 / 北緯32.9490778度 東経131.7571222度 / 32.9490778; 131.7571222




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