小協商とは? わかりやすく解説

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しょう‐きょうしょう〔セウケフシヤウ〕【小協商】

読み方:しょうきょうしょう

《(フランス)Petite Entente第一次大戦後1920年、チェコスロバキア・ルーマニア・ユーゴスラビアの3国間に結ばれた政治同盟ベルサイユ体制維持するため、フランス強力な支援受けたが、39年ナチスによるチェコスロバキア解体によって崩壊


小協商

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/03 01:06 UTC 版)

小協商(しょうきょうしょう、英語:Little Entente)は、第一次世界大戦後にチェコスロバキアユーゴスラビア王国ルーマニア王国の間で成立した同盟関係(協商)。

小協商

1921–1938
小協商の加盟国
地位 軍事同盟
歴史  
• 確立
1921
• 滅亡
1938

概要

第一次世界大戦で敗戦国となったオーストリア=ハンガリー帝国は、領内の複数の国が独立を宣言して崩壊した。チェコスロバキアとルーマニアはこの機に乗じて旧ハンガリー王国領であったスロバキアトランシルヴァニアを奪取し、これらの領域はトリアノン条約によって確認された。

しかし、1920年3月に成立したハンガリー王国オーストリア共和国による失地回復の動きが強まることを懸念して、1920年4月にはチェコスロヴァキアとユーゴスラヴィアの間で、ハンガリーを警戒した相互援助条約が締結された。さらに翌1921年4月にはチェコスロヴァキアとルーマニアが条約を結び、6月にはルーマニアとユーゴスラヴィアが条約を結んだことで、この3つの条約の集合として小協商が成立した。ドイツを警戒するフランスは小協商に接近し、ドイツ挟撃を通じた安全保障を図った。

1921年10月には、オーストリア=ハンガリー帝国皇帝カール1世ブダペストに復帰しようとした(カール1世の復帰運動)。これを警戒した小協商諸国はハンガリー国境に軍を集結させ、介入の姿勢を見せた。このためカール1世の復帰は失敗し、ハプスブルク帝国の復活はなくなった。

関連項目


小協商

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 00:14 UTC 版)

ユーゴスラビア王国」の記事における「小協商」の解説

1920年から1921年にかけて、ユーゴスラビア王国チェコスロバキアおよびルーマニアと小協商とよばれる同盟関係築いた。これは、第一次世界大戦後に3国がハンガリーから獲得した領土を守るための、対ハンガリー意識した同盟であった。しかし、チェコスロバキアルーマニア対すハンガリー領土拡張要求に対してユーゴスラビア共同行動取らず、小協商はまもなく機能失った

※この「小協商」の解説は、「ユーゴスラビア王国」の解説の一部です。
「小協商」を含む「ユーゴスラビア王国」の記事については、「ユーゴスラビア王国」の概要を参照ください。

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