将棋での立会人とは? わかりやすく解説

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将棋での立会人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 05:54 UTC 版)

立会人」の記事における「将棋での立会人」の解説

将棋のタイトル戦では、1戦ごとに立会人を1名以上定める。棋戦規定にもよるが、タイトル戦場合正立会人1名と副立会人1名以上の複数名置くのが原則である。複数名置く場合は、正立会人はベテラン高段棋士務め、副立会人中堅上の棋士務めることが多い。女流タイトル戦でも、高段棋士立会人務める。通常正立会人はタイトル持たない現役九段棋士務めるが、引退棋士務めることもある。地方対局場合は、その地にゆかりのある者が務めることも多い。なお、対局者のうちの片方とだけ師弟もしくは同門の関係にある者は立会人(副立会人も含む)とはならない。ただし、両対局者同門である場合には、同門棋士立会人や副立会人務めることは禁じられていないまた、ABEMAトーナメントなど団体戦で同じチームメイトであっても先述条件抵触しなければ立会人や副立会人務めることも禁じられていない棋戦における立会人主な仕事対局の進行仕切ることである。具体的には、対局中及びその前後問題生じた際の仲裁・裁定検分封じ手管理である。観戦記者対す指し手解説大盤解説会解説役も立会人仕事一部になることが多く、主に副立会人担当する名人戦では2018年現在朝日新聞社毎日新聞社共催となっていることから、朝日毎日両社が1名ずつ副立会人立てることが慣習化している。 対局中常時対局室に居合わせているわけではなく対局開始2日制の場合封じ手受け取りとその開封、そして終局感想戦見届ける程度で、ほとんどは別室詰めて対局状況確認しつつ、他の棋士とともに検討加わっている場合が多い。前述したように、立会人年長棋士であり、丸二日に及ぶこともあるタイトル戦でずっと和室座っているのは負担大きい。また運営上の打ち合わせ等は対局室では不可能であり、さらに立会人が手を読んだ結果表情雰囲気変化指し手影響する可能性もあるからである。 またタイトル戦以外の東西将棋会館行われる対局にも2012年以降立会人がつく(ただし持ち時間の短い対局だけ、対局数が少ないといった場合はつかない)が、こちらは「対局立会」と呼ばれるそれぞれの会館でのある1日対局すべての立会人務める。検分封じ手がないのを除けばタイトル戦のそれと職務基本的に同じであるが、タイトル戦との違いは、記録係務め奨励会員世話当日対局関連動き記した報告書作成などがある。 以上、より具体的な職務は、田丸昇が自らのブログ綴っている。

※この「将棋での立会人」の解説は、「立会人」の解説の一部です。
「将棋での立会人」を含む「立会人」の記事については、「立会人」の概要を参照ください。

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