容姿・身体的特徴など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 04:53 UTC 版)
「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」の記事における「容姿・身体的特徴など」の解説
『999』映画1作目で登場した際、能面の女面のような白い顔に黒目のみの瞳、額には歯車の意匠が施された姿で描かれ、TV版や原作でもこの容姿が踏襲されている。また、映画2作目で惑星ラーメタルの古城に描かれている、生身の人間だった頃の彼女の肖像画も機械化した後の顔とそっくりに描かれている。2000年以降のOVA作品では、人間時代の容貌(特に髪の毛の色・顔立ち)をメーテルが受け継いでいるという解釈がなされている。 また、90年代以降の作品においてメーテルとは姉妹となり、いま一人の娘として設定されたエメラルダスは性格・行動・正義感においてプロメシュームよりも彼女の妹(『1000年女王』TV版では姉)セレンに似ているところがある。 プロメシュームの姿は上記の特徴を基調としつつも作品ごとで異なっている。以下に機械化後のそれぞれの姿を記す。 銀河鉄道999 映画1作目 初登場作品。人間体の機械化人として登場し、能面のような容貌に加え、髪の毛と一体化した黒い衣には宇宙空間が映っている。 映画2作目 映画2作目の『さよなら銀河鉄道999』では、プロメシューム自身が「惑星大アンドロメダ、すなわち私自身!」と述べているように、自分が作り上げた大母星・惑星大アンドロメダが即ち彼女自身であることが示唆されている。その中心部には白色の巨大なエネルギー体が存在し、湧出するエネルギーがその顔を形作るというものであった。ここにはガラスのように透明で楕円型のバリアが施された謁見室が設置され、原作にも登場している。 また、別にエネルギー出力の操作を行うコントロール・ルームがあり、メーテルはその端末を操作してプロメシュームの息の根を止めようとした。ルーム内には白色の炎が立つパイプが数本設置されており、メーテルが端末を操作したことで一瞬全ての炎が消えたものの、再び火が着くと、全てのパイプの中にプロメシュームの顔が亡霊のごとく浮かび上がった。 デザインを担当したのはアニメーターの金田伊功で、セル画ではCG並の滑らかな作画がなされている。エネルギー体としてのプロメシュームのデザインについては、現代美術家の村上隆が自身の講演で日本画との関連性を指摘している。 TV版 青い髪をした人間体の機械化人として登場する。袖のついた黒いマントを着用し、映画2作品及び原作で登場した姿に比べ、もっとも人間に近い姿をしており、生身の人間同様、瞳には黒目と白目がある。 原作 鉄郎曰く、巨大な「機械の生首」。惑星大アンドロメダの中心部に居り、文字通り機械帝国の「首魁」となっている。その後頭部にはローマ神話の神・ヤーヌスのようにメーテルの顔があり、彼女と人格を共有している。映画3作目の『エターナルファンタジー』でも、回想シーンにおいてこの姿で登場した。 メーテルレジェンド 『1000年女王』の後日譚として、黒いドレスと赤い冠をつけた姿で初登場。だが次第に増殖する機械に蝕まれてゆき、物語の終盤で能面のような白い顔と、体に宇宙空間が映しだされた機械化人へと変貌を遂げる。 映画1作目の姿を彷彿とさせるデザインだが、衣の色はブルーで容姿もやや若い印象である。 宇宙交響詩メーテル 惑星を破壊され脱出する際、メーテルの前に現われた時は、『1000年女王』での姿と同じように黒いドレスと赤い冠をつけているが、機械化の進行とともに、冠にある額のハート型の宝石が歯車のマークに変わり、首飾りと腰飾りもなくなっている。髪の色もブロンドから緑に、瞳は黒目のみに変わった。強力な再生能力を有するとともに、メーテルとエメラルダスに重力サーベルで斬りつけられた際には、傷口から宇宙空間が覗いていた。 娘達によって倒されるも復活を果たし、以後はメーテル達の前に能面のような白い顔を立体映像で見せるようになる。
※この「容姿・身体的特徴など」の解説は、「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」の解説の一部です。
「容姿・身体的特徴など」を含む「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」の記事については、「ラー・アンドロメダ・プロメシューム」の概要を参照ください。
- 容姿身体的特徴などのページへのリンク