宮崎神宮徴古館
名称: | 宮崎神宮徴古館 |
ふりがな: | みやざきじんぐうちょうこかん |
登録番号: | 45-0066 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造2階建、瓦葺、建築面積205㎡ |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治42年 |
代表都道府県: | 宮崎県 |
所在地: | 宮崎県宮崎市神宮2-485-1他 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 宝物や書籍等の展示のために建設された。 建築年代は棟札による。工事設計者は佐々木岩次郎、工事監督は有馬□□。 |
施工者: | |
解説文: | 神門の東南、木立の中に所在する。桁行18m梁間11mの木造2階建。寄棟造妻入桟瓦葺で、西正面に切妻屋根を付け、玄関とする。外壁は全体を海鼠壁とし、隅と階境に柱型などを造り出し、鉄格子を嵌める上げ下げ窓を等間隔に配する。独特の意匠になる展示館。 |
宮崎神宮徴古館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 13:36 UTC 版)
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施設情報 | |
開館 | 1909年(明治42年)1月 |
所在地 |
〒880-0053![]() |
位置 | 北緯31度56分14.8秒 東経131度25分27.1秒 / 北緯31.937444度 東経131.424194度座標: 北緯31度56分14.8秒 東経131度25分27.1秒 / 北緯31.937444度 東経131.424194度 |
最寄駅 | JR日豊本線 宮崎神宮駅 |
最寄バス停 | 宮崎交通バス 宮崎神宮駅前 |
最寄IC | 東九州自動車道 宮崎西IC |
プロジェクト:GLAM |
宮崎神宮徴古館(みやざきじんぐうちょうこかん)は、宮崎県宮崎市神宮2丁目の宮崎神宮境内にある旧宝物館。
概要
宮崎神宮徴古館は、宮崎神宮によって同神宮境内東側に1909年(明治42年)に竣工した。工事設計者は佐々木岩次郎[1]。木造2階建て。『宮崎神宮徴古陳列品解説書』によると、「神武天皇を中心と仰ぐ上代日向の文化を徴するべき考古参考品たる石器、土器、埴輪、玉類、武器、装身具、農工具等」(序文)の宮崎神宮保有の宝物及び伊勢神宮の宝物を陳列・展示する施設として開館した建物である。
外観は洋風、内部は和風で、外壁はなまこ壁漆喰塗り、屋根には西京瓦が使用されている。所蔵品は1940年(昭和15年)に同じく神宮境内に新設された徴古館(現存せず)に移された。
2010年(平成22年)に、宮崎神宮神殿ほか9件とともに国登録有形文化財となる[2]。
沿革
- 1909年(明治42年) - 地方文化の向上、開発を目的に設置。以後40年間、準県立博物館的役割を担う[3]。
- 1940年(昭和15年) - 宮崎神宮神域拡張整備事業で建て替え。新徴古館(現存せず)が竣工。
旧所蔵資料
1940年(昭和15年)に竣工した新徴古館(のちの宮崎県立博物館施設)に資料を移設した際の記録[4]によれば、収蔵品および数量は以下の通りであった。
- 土器: 685点
- 石器: 482点
- 埴輪: 57点
- 装身具: 1,831点
- 武具: 299点
- 農耕具: 2点
- 馬具: 250点
なお、これらの資料については、宮崎県立博物館(現・宮崎県総合博物館)に寄託されている。
交通アクセス
脚注
参考文献
- 河合繁樹 編『宮崎神宮徴古館陳列品解説書』宮崎神宮社務所、1941年9月。NDLJP:1123653。
- 宮崎県総合博物館 編『宮崎県総合博物館収蔵資料目録 考古・歴史資料編』宮崎県総合博物館、1983年3月。全国書誌番号:84005603。
- 宮崎県総合博物館 編『宮崎県総合博物館50年のあゆみ』宮崎総合博物館、2002年1月。全国書誌番号:20311187。
- 宮崎県教育委員会文化財課 編『宮崎県の近代化遺産』宮崎県教育委員会〈宮崎県近代化遺産総合調査報告書〉、2017年3月。全国書誌番号:22954326。
外部リンク
- 宮崎神宮徴古館のページへのリンク