実写劇場版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 03:41 UTC 版)
「カルロス・オリヴェイラ」の記事における「実写劇場版」の解説
俳優はオデッド・フェール、日本語吹き替えは寺杣昌紀(VHS/DVD版)と江原正士(『II』地上波放送)が担当した。 こちらでは、名前や立場こそ原作との共通点があるものの、性格や外見はむしろ原作主人公の一人であるクリス・レッドフィールドに近いうえ、彼と同じく喫煙者である。 『II』の当初はU.B.C.S.の隊長であり、アンブレラの命令に従ってゾンビたちと戦っていたが、その最中に自分たちがアンブレラにとっては単なる消耗品に過ぎないことを悟り、仲間のニコライ・ジノビエフ(原作とは違い、善良な人間)と共に離反を決意し、T-ウィルスの開発者であるチャールズ・アシュフォードからの「娘であるアンジェラを助け出して欲しい」という要請を機に主人公のアリス・アバーナシーたちと出会い、共にラクーンシティからヘリコプターで脱出を果たすが、核ミサイルの爆発衝撃波によるヘリ墜落後、墜落の際に重傷を負って沈黙したアリスが傍目には死亡したとしか見えなかったため、置き去りにしてしまう。 その後、アリスがアンブレラに回収されて一命を取り留めたことを知り、ジル・バレンタインたちと共にアンブレラ関係者に成り済まして救助するが、その策略はアリスを人工衛星越しに操っていたアンブレラの実験開発担当者であるサミュエル・アイザックスには筒抜けだったため、彼の放った刺客たちに追われて『III』までの間にジルとは離れ離れになる。アンブレラに操られて仲間に危害を加えることを恐れたアリスが姿を消してからT-ウィルスの影響で世界が崩壊していく中、共にラクーンシティから脱出した仲間L.Jと共にクレア・レッドフィールドの率いるコンボイ(車団)へ加わる。 やがて、『III』ではモーテルにおいてT-ウィルスに感染したカラスの群れとの戦闘中、助けに現れたアリスと再会して彼女の事情や心情を知る。その後、燃料補給のために向かったラスベガスでは、アイザックスの放ったスーパーアンデッドと交戦するが、ゾンビ化したL.J.に噛まれてT-ウィルスに感染してしまい、抗ウイルス剤投与が間に合わないことを悟った後はアリスと口付けを交わし、ゾンビたちに囲まれているアンブレラ北米支部へ爆薬を積んだ大型トラックで特攻し、トラックが横転した所で爆薬を点火すると、座席で偶然見つけた煙草で最後の一服を味わい、大量のゾンビを巻き込んで爆死した。 『V』ではアンブレラが造り出したクローンとして2体が登場する。1体目は市街地でクローン・アリスの夫トッドとして、2体目はジルの率いる攻撃部隊の一員であり、クローン・ワンと共にクローン・レインや他の隊員たちの統制役を務めている。前者はマジニの襲撃から捨て身でクローン・アリスと娘のベッキーを逃がすが、最後にはマジニと化してクローン・アリスを惨殺する。後者のクローン・カルロスはストーリー中盤でクローン・レイン以外の隊員たちと共に、基地の破壊に巻き込まれて死亡する。
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