奥内(松野町)
出展:日本の棚田百選 |
基 礎 諸 元 | 平均勾配 | 団地面積 |
1/7 | 20 ha |
維持・保全・利活用状況 |
・本棚田は、当町で最も美しい景観を有する代表的な棚田であり、地元農家の努力により、石垣の保存状態も良好である。 ・今後は、農業生産活動を通じて棚田の美しい原風景を保存していけるよう担い手対策として棚田地域等緊急保全対策事業により、労働力の削減を図るため生産基盤の整備を実施するとともに、当地域の条件に合う新規作物の導入により農業経営の安定を図っていくこととしている。また、都市住民との交流を指向しながら、地域住民活動の活性化を図っていくため、ふるさと水と土ふれあい事業を導入する予定である。 |
推薦項目 | 国土保全 景観 伝統文化の維持保全 |
推薦理由 | 国土の保全:当地区の棚田は、日本一の清流で知られる四万十川の支流奥内川の上流部に位 置し、周辺の森林と調和を保ちながら、国土保全、及び水源涵養の役割を果たしている。 景観:本地区は、「第9回アメニティコンクール(平成7年度)」において当町が優良賞を受賞したときに全国に紹介されたり、(社)四国建設弘済会が平成9年8月に編集発行した「南予の土木遺産100選写 真集」に掲載されるなど、当町で最も美しい景観を有する代表的な棚田であり、地元農家の努力により、現在も畦畔石積の状態が良好に保たれており、文化遺産としても貴重な価値を持った棚田であり、町の宝である。 伝統文化の維持保全:当地区は、現在、3月~9月に掛けて、休日を利用してほぼ全員参加の住民活動を行っている他、毎年行われている当地区の伝統行事である「お薬師さま」を継承していくため、地域ぐるみで取り組んでおり、縁日の様子をビデオで撮影し地域住民に配布するなど区長を中心に非常にまとまった地域である。 |
棚 田 の 概 況 | 枚 数 | 600 枚 | 水 源 | 河川(渓流含む) |
事業導入 | 有 | 法面構造 | 石積 | |
開発起源 | その他(古代以前) |
営 農 の 状 況 | 対象農家数 | 30 戸 | 10a当収量 | 300 kg/10a |
戸当り営農規模 | 0.67 ha/戸 20 枚/戸 | |||
高付加価値農業 | 棚田米のブランド化。 |
特記事項の有無 | なし。 |
(注:この情報は平成11年のものです)
固有名詞の分類
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