大沢家政婦紹介所
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石崎秋子(第1作『熱い空気』での名は河野信子) 演 - 市原悦子 家政婦。1936年生まれ。千葉県の九十九里浜出身。自分の子どもが事故で亡くなった後、夫が浮気をするようになり、離婚。日当5800円の家政婦で生計をたてるようになった。他人の家の秘密を覗く事が大好きで、彼女が長年家政婦を続けている大きな理由の一つでもある(家政婦は派遣先で耳にしたことを漏らしてはならないという決まりはあるが、紹介所では秋子がベラベラ喋るためダダ漏れである)。離婚して以来長らく独り身で結婚はもうこりごりだと話す一方、「一人で生涯を終える気はない」とも語っており、実際に派遣先で出会った男性に度々恋をしている。しかし、紆余曲折の末すべて失恋に終わっており、結局シリーズ終了までに再婚することはなかった。 『熱い空気』では、河野信子という名前であり「派遣先の家庭の幸福を壊すことが、三度の飯より好きな女」と設定され、鼻持ちならない上流家庭の人々に反発し、その上辺だけの幸福を破壊していくことに快感を覚えていた(設定も夫の浮気が原因で離婚。母子家庭となり、その後子供を亡くしたということになっている)。しかしシリーズを重ねるにつれ正義感が強くなり、上流階級の欺瞞性や悪事を暴き、自らの非を認めようとしない相手には良心を訴えかけ説教し、特に腹立たしい者には彼女流のやり方でお灸を据えるなど、庶民のヒーローのようなキャラ付けへと変更されていった。演歌歌手の都はるみの大ファンでドラマの冒頭ではかならず、彼女のナンバーを口ずさむだけでなく三毛の野良猫を「はるみ(ちゃん)」と名づけて、猫嫌いのキヌヨには遠慮しながら飼っている。第22作以降、家政婦として働く場面ではほぼ必ず眼鏡をかけるようになった。また、第25作では秋子そっくりの女社長・山口トミが登場した。 大沢キヌヨ 演 - 野村昭子 秋子が所属する大沢家政婦紹介所(第1作での名は「協栄家政婦紹介所」住所は東京都世田谷区下高井戸1-2-16。第5作にて石崎秋子にて供述。この住所は実在しない)の所長。この道30~40年以上の大ベテランだが、キヌヨ自身は働いておらず、家政婦達の日当の8~10%を手数料として徴収しており、それで生計を立てている。家政婦たちからは「会長さん」と呼ばれている。作中や本編の最後には「今日も元気で朗らかに!」と仕事に向かう秋子たちを送り出すのが恒例である。 秋子の良き理解者だが、金にはがめつく、儲け話に乗って大損するなどよく金銭トラブルを起こす(紹介所のお茶菓子も有料で煎餅は1枚50円、マッサージ料金は30分1000円。回によっては値段が違うこともある)。 大の猫嫌いである。 倉田はつえ 演 - 石井富子(第1作 - 第7作) 家政婦。 沢井とみ 演 - 野中マリ子(第1作・第4作 - 第7作)、緋多景子(第2作・第3作) 家政婦。 村上しのぶ 演 - 西川ひかる(第1作 - 第7作) 家政婦。 旗はたえ 演 - 今井和子(第8作 - 第26作) 家政婦。 吉野よしの 演 - 山田スミ子(第8作 - 第26作) 家政婦。 友田ともみ 演 - 白石まるみ(第8作 - 第26作) 家政婦。シリーズ後期では、他の家政婦よりもストーリーの主軸に大きく関わって、秋子に次ぐ準主人公のような立ち回りをする回も見られた。 眞田さなえ 演 - 宮﨑淑子(連続ドラマ) 家政婦。 緑川みどり 演 - 松居直美(連続ドラマ) 家政婦。
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