変身怪獣 ザラガス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:42 UTC 版)
「ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「変身怪獣 ザラガス」の解説
第36話「射つな! アラシ」に登場。 突如空から降り注いだ6千万カンデラの閃光(ザラガスフラッシュ)と共に東京の児童会館の地下から現れた凶暴な怪獣。攻撃への耐性が非常に強く、一度外部からの攻撃を受けると赤い煙を口から吐きながら体質変化を遂げてダメージに対する耐性を付けて守備力が増大し、さらに凶暴化する。変身怪獣の別名が表すように、体質変化で姿を変えることもでき、第1形態は頭部・腹部・背中が殻で覆われている状態で頭部の角から閃光を放つ。第2形態は殻が外れて、突起物型のフラッシュ発射口を展開し、そこからも閃光を放てるようになる。科学特捜隊のジェットビートル2機による連携攻撃(ウルトラ十文字作戦)で一度は倒されたかに見えたが、口から赤い煙を放ち、第2形態となり、再び立ち上がる。突起物からザラガスフラッシュを発して1万8千人の市民の角膜を損傷させて失明させるという甚大な被害を出したため、総合防衛委員会は科特隊に「1発で倒せる方法がない限り攻撃中止」と命令を下す。相手の脳細胞を一瞬で破壊するイデ隊員発明の新兵器・QXガンを頭部に撃たれても効かない耐性を見せるが、最後は接近するVTOLから口内へQXガンを撃ち込まれ、体質変化が間に合わないうちに、ウルトラマンのスペシウム光線で止めを刺される。 スーツアクター:鈴木邦夫 デザインは成田亨、造型は高山良策が担当した。着ぐるみはゴモラの改造。新造の頭部と背中の甲羅を取り付けてこげ茶に塗装された。胴体に存在する筒状の突起は、ボール紙を切って筒状にして塗装したものを張り付けている。 金城の設定では宇宙怪獣という設定だった。 初期の台本(準備稿)では最初は四足歩行で、1回目の攻撃時に脱皮して二足歩行になり、2回目の攻撃時に触角や角が出てくるという内容だった。決定稿では目がなく鰓(えら)があり、ビートルの攻撃を受けた後に攻撃で角と鰓が取れて真っ赤な目が出現し、ウルトラマンとの戦いで全身から棘が生えて第3形態になるという旨が書かれている。 『ウルトラファイト』では、ウルトラマンに角を折られるシーンで「牙」と実況されている。
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