変わり種たい焼き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 10:18 UTC 版)
形状 周囲の皮をわざと残し全体が四角い"羽根付き"たい焼きがある。羽根部分を取り除くことを「化粧裁ち」という店舗がある。 パンダを模した「パンダ焼き」が上野動物園近辺や新潟県弥彦村、熊本県熊本市東区で販売されている。 福島県いわき市にあるシーラカンス研究で知られる水族館「アクアマリンふくしま」では、シーラカンス形のたい焼きを販売している。 こいのぼりの生産が盛んな埼玉県加須市では、「こいのぼり焼き」が販売されている。 新潟県新発田市では、「金魚台輪焼」という郷土玩具の「金魚台輪」を模した形のたい焼きが冬から春にかけての期間のみ販売されている 新潟県新潟市西蒲区の巻地区の鯛車商店街では、「鯛車焼」という郷土玩具の「鯛車」を模した形のたい焼きが販売されている。 静岡県沼津市では、シーラカンスをモチーフにしたパンケーキが販売されている。 福岡県では、ムツゴロウ型をした「むっちゃん万十」が販売されている。 長崎県長崎市・北海道室蘭市などでは、クジラの形をしたくじら焼きが販売されている。 長崎県対馬市佐賀(さか)の「佐賀のたい焼き」の鯛は尾を曲げて全体が今川焼きのように丸い。 四角い形の鯛焼き 鯉のぼりの形をした鯛焼き 小さいサイズの鯛焼き 生地 一般的なたい焼き生地は黄色く、焼き上がったたい焼きの表面は茶色い。生地の色が黄色いのは、材料の一つである卵(卵黄と卵白)の卵黄によるものであり、焼き目が付くのはメイラード反応による。一方、卵の代わりに卵白のみを用いると生地は白色となり、焼き上げてもメイラード反応がほとんど発生せず、「白いたい焼き」となる。 たい焼きの主な材料である小麦粉はデンプンが主成分であるが、他の食品由来のデンプンを付加することで異なった食感を与えることができる。近年の製パン業界において、モチモチとした食感の付与および経時的な硬化(デンプンの老化)の抑制のために、タピオカ粉や米粉を原材料に含める動きがあるが、たい焼きでも同様にタピオカ粉や米粉を付加する例が見られる。これにより、たい焼きとは違ったモチモチとした食感で冷めてもあまり硬くならないたい焼きなど、亜種も散見されている。 バターを使用しさっくりとした食感の皮に仕上げた「クロワッサンたい焼き」も、2013年より「銀のあん」にて販売されている。 製法 秋田県秋田市の「大塚や」では焼いた後、冷やしてから中身を詰める「冷やしたい焼き」なる商品を販売している。 青森県五所川原市ではたい焼きを揚げて砂糖をまぶした「あげたい」が販売されている。 たい焼きの形をした最中に、アイスを入れた「たい焼きアイス」が販売されている。
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