声優交代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 22:37 UTC 版)
2009年9月18日、それまで小五郎の声を担当していた神谷明が「9月26日をもって『名探偵コナン』の毛利小五郎役を解任させられた」と、自身のブログで明かし、この際には具体的な理由が明かされなかったため、ファンの間ではさまざまな噂や憶測が飛び交ったが神谷は詳細については触れず「契約上の問題と信・義・仁の問題」であるとし、原作者の青山剛昌、共演者、APUスタジオ、読売テレビ、小学館に対し、お詫びと長年の愛顧についての感謝の言葉を述べている。神谷自身は19日、自身のブログで降板の理由について契約交渉においてその相手である制作会社の者が守秘義務のある契約内容を音声制作、俳優団体や出演者の一部に悪意を持って伝え「帰る場所」を「奪われた」ことや交渉相手の人物が発表前にインターネットにリークするという信頼関係を失わせる出来事があり、降板を決めたことに馬鹿馬鹿しさを覚え、また別の人物に役を引き続き演じさせて欲しいと仲裁を担ってもらったが叶わなかったと投稿したが、翌日にその内容を削除している。 降板の経緯としては業界の顔として声優の地位向上のために活動していた神谷が2001、2年頃に日本俳優連合を退会して個人で出演料の交渉をし、出演作品のソフト化による二次使用料などをめぐって強く出ることもあったともされるが、折り合いがつかず、この結果になったとの報道があり、神谷は「報道自体間違いではありません」としている。 これにより、小五郎の声優はアニメ553話(2009年10月31日放送分)から、小山力也に変更となった。小山は2000年に放送されたアニメ199話・200話にゲストとして初出演しており、それ以後も何度かゲストを経て、初出演から9年後に2代目小五郎を担当することになった。神谷は翌2010年4月2日に小山と会う機会があり、上述した自身のブログにて「ボクの小五郎にとらわれずに、自分の小五郎を作って欲しい」と語った事を記している。 なお、神谷が担当した期間のエピソードや劇場版は、その後もデジタルリマスター版や『金曜ロードSHOW!』などで問題なく放送されているほか、彼の過去に演じた役が紹介される際には小五郎の名前を出しており、2代目の小山やコナンの出演者ともイベントや他のアニメで共演している。また、劇場版第23作『紺青の拳』のキャンペーンでは『北斗の拳』とのコラボレーション動画に参加し、小五郎役を退いてから10年振りに『コナン』に関わることとなった。
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