報道後の捜査等の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:27 UTC 版)
「PRODUCE X 101」の記事における「報道後の捜査等の動き」の解説
疑惑の報道に対しMnet側は2019年7月24日に公式見解を発表し、「生放送中、投票の集計を担当した「PRODUCE X 101」の制作スタッフは得票数で順位を集計した後、各練習生の得票率も計算して、最終順位を複数の方法で検証しました。しかし、制作スタッフが順位を再度検証する過程で、得票率を小数点第二位で四捨五入し、この四捨五入された得票率に換算した得票数が生放送現場に伝えられた。」と説明し、エラーがあったことを謝罪した上で、順位に変動がないことを報告した。その上で、社内調査を行ったが、事実関係の把握に限界があると判断し、公信力のある捜査機関に捜査を依頼するとコメントした。 また、今回の投票結果に不満を感じる練習生があれば「X1」に追加入を認め、さらに脱落者した練習生が自主的にグループを制作しデビューする予定なら、これも支援すると提案したが、事務所側が拒否したという内容の記事が報道されたが、Mnet側は投票結果を捏造したという疑惑が浮上している点などについても説明し、もしこれによる被害者がいた場合の解決策について話し合い、意見を受けたとした上で、公式捜査依頼をするようになったという事実を所属事務所らに説明しただけで、懐柔は誤解だと主張した。 2019年7月31日午後にソウル地方警察庁サイバー捜査隊はCJ ENMの「PRODUCE X 101」制作陣の事務所に捜査官を送り、生放送での投票操作疑惑に関する資料確保、SMS投票を集計した業者に対する家宅捜索も行われた。これに関連しMnetは家宅捜査の事実を認める公式コメントを出し、「警察の捜査や家宅捜索は、CJ ENM、Mnet全体ではなく、「PRODUCE X 101」の制作陣に限ったもの」と説明した。 その後、8月12日にはCJ E&Mのオフィスと制作陣の自宅を対象に、第2次家宅捜索が行われた。8月19日には7月31日に行われた1次家宅捜索で警察が確保した制作陣の携帯電話には、直接的に操作に言及した録音ファイルが入っていたことが確認され、人気があった最後のシーズン以外の他のシーズンについての操作も言及した内容も含まれていることが明らかとなった。 9月6日には「PRODUCE 48」を含むPRODUCE 101シリーズ、同じくMnetで放送された「アイドル学校」についても投票操作疑惑があるとして、捜査対象となっていることが明らかとなり、9月17日にはデビュー評価の投票だけでなく、1次投票及び2次投票のオンライン投票にも投票操作の疑いが浮上した。理由としては、1次投票・2次投票では11人を選択してから投票するシステムにも関わらず、第2週以降の投票総数が11で割り切れない等の不審な点が指摘されているためである。 2019年10月に入り、警察側により、投票操作により実際の順位と番組の順位が入れ替わり、デビュー評価で脱落していた練習生の2~3人が実際には合格範囲にあったことが確認された。同時期にSTARSHIPエンターテインメント,Woollimエンターテインメント,MBKエンターテインメントに家宅捜索が行われ、「PRODUCE 48」に参加した一部芸能事務所も家宅捜査の対象となった。 MBCの調査報道番組「PD手帳」(2019年10月15日放送分)でも「PRODUCE X 101」の操作疑惑が取り上げられ、以下の内容が放送された。 STARSHIPエンターテインメント所属の練習生が事前に振り付けの先生から事前に課題曲を教えられ、練習生側も所属事務所の人間から圧力を受けていた疑いがあること 番組のタイトル曲「X1-MA(_ジマ)」の当初のセンターはソン・ドンピョではなく、別の練習生が練習生の投票でセンターに決まっていた。しかし、番組途中で視聴者投票で決められることに変更された(当初のセンターに選ばれた練習生はショックを受け、他の練習生も反発したとする練習生の匿名インタビューも併せて放送) 練習生の中には途中で倒れて額を打ち出血し病院に行ったが、制作陣『絶対に口外するな』と言われる事例があり、他にも必ず1人、2人ずつ練習生が倒れる状態であった。夜明けまで練習して、きちんと眠れなかったある練習生が、朝怒りながら起こすスタッフに抗議した後、番組にほとんど映らなくする仕打ちをうけた
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