地名・勢力関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 09:08 UTC 版)
大陸 作中の時代では、独立交易都市、帝国、軍国、群集列国の大きく4つの勢力が存在する。 「代理契約戦争(ヴァルバニル)」後は平和とされているが、その裏では3国1都市による一触即発の緊張状態が今も続いている。 帝政列集国 帝国と群集列国が合併して成立した国家で、勢力は大陸の3分の2を占める。 帝政という名の通り、(旧帝国の)皇帝を頂点とするが、シーグフリード曰く「傀儡皇帝」。なお、かつての群集列国に属した地域は合併に一部反発しているため、一枚岩ではない。 ヴァルバニル再封印後は、軍国から同盟破棄を命じられてそれに従い、元の二国に戻った。帝国 大陸のほぼ半分を占めるとされる国家。皇帝を元首とした帝政により成り立っている。 群集列国 大陸北東の大小多数の国家から成る勢力。1つのまとまった国家ではないため、主義や利権などで対立し合っている。 軍国 ランチェスター家が代々「総席」として治める国家。かつて、総席の後継を巡りって「魔剣」による内紛が起きため、現総席のゼノビアにより国中の「魔剣」は封印された。しかし、ユーインの申し出により、独立交易都市に献上することを条件に封印を解かれた。後、この魔剣は帝政列集国による都市襲撃の際に、帝政列集国の手に落ちた。 徴兵制により、10歳になれば男女問わず軍のために働くことになる。 第10巻で、独立交易都市と共闘関係を結んだ。 独立交易都市 ハウスマン かつて大陸を包み込んだ「代理契約戦争(ヴァルバニル)」の際、初代ハウスマンによって開拓され、発展した街。どの国にも属さない独立自由都市。 街は年月をかけて発展したことで、7つの番街に区分けされている。 市長は市民による公選で選出され、任期は3年。また市長に就任する者は、その際には「ハウスマン」のファミリーネームを襲名する。 第6巻から第7巻にかけて、帝政列集国の侵攻を受けて大きな被害を受けるが陥落せず、自衛騎士団や立ち上がった市民、帰還したセシリーやルークによってこれを退けるも、11巻で帝政列集国の宣戦布告を受け、全住民の軍国への避難を決定、通達した。(独立交易都市)自衛騎士団 独立交易都市の治安を守る公務員の騎士団。独立交易都市の7つの番街全てに配備されている。7つの騎士団に団長および副団長を置く。なお、非常時は三番街団長・ハンニバルが指揮を統括する。 「騎士団」を称しているが、セシリーなど一部を除いた多くの団員は元々は市民である。そのため、市民であれば誰でも志願できるという。また、公務員でもあるが、セシリー曰く「給料はそれほど高くない」とのこと。そのため、帝国などの他国との騎士団とは性質が異なる。 灰被りの森 ブレア火山から噴き出されている火山灰を霊体の力によって吸着するという特徴を持つ森である。これによって、火山灰は独立交易都市に届かないようになっている。 霊体濃度が高く、独自の生態系が形成されているが、大量の火山灰が降り積もっており、また霊体濃度の高さから霊体酔いにかかりやすいため、人が入ることは稀である。ここの火山灰は肥料になるため、灰を集めて商う者が存在する。また、リサが野草集めで訪れる。 ブレア火山 ヴァルバニルが封印されたとされる活火山で、霊体の産出源でもある。その麓には玉鋼を精錬しているタタラ工房がある。 ヴァルバニル会議 別名「三国一都市会議」。解かれかかっているヴァルバニルの封印のための対策会議。三国と一都市の代表、聖剣を打つ者、聖剣の鞘を継承する者からなる。帝政列集国成立後は、「二国一都市会議」となった。 大陸委員会 「代理契約戦争(ヴァルバニル)」を契機に、大陸の各国から選出された代表によって構成される組織。大陸法の制定、各国間における政治交渉や連絡などを担う。しかし、委員の多くは買収されており、帝国と群集列国の合併を容認した。
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