国交再開から冷戦終結までとは? わかりやすく解説

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国交再開から冷戦終結まで(1952年 - 1989年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:47 UTC 版)

日本とキューバの関係」の記事における「国交再開から冷戦終結まで(1952年 - 1989年)」の解説

1952年4月28日サンフランシスコ講和条約発効したことにより、日本国際社会一員として復帰したキューバサンフランシスコ講和条約署名した49ヶ国のうちの一国であり、同年8月12日キューバ国内で同条約批准され11月21日には正式に両国間の外交関係再開された。 1959年1月1日フィデル・カストロ指導者とする革命勢力が、アメリカ合衆国西側資本の強い影響にあったバチスタ政権打倒してキューバ革命政権樹立したキューバ革命)。それまで親米反共バチスタ政権により弾圧されていた人民社会党(後のキューバ共産党)は、以後同国唯一の政権政党となってキューバ統治することになる。フィデルと共に革命挺身しチェ・ゲバラは、キューバでの革命成就のみを以て足れりとせず後にボリビア渡航して更なる革命に身を捧げたが、オルトゥーニョ政権側の勢力捕らえられて、裁判なしの大統領令により銃殺された。革命殉じたチェ・ゲバラは、当時だけでなく21世紀になってもなお日本世界でTシャツになるなどして愛され続けている。 キューバ革命の頃には既に資本主義陣営共産主義陣営互いに勢力争いをする冷戦構造出来上がっており、資本主義陣営盟主であるアイゼンハワー政権アメリカキューバでの共産主義政権樹立歓迎しなかった。アメリカ革命政権承認しないだけでは飽き足らず1961年にはキューバ国交断絶して以後オバマ政権2期目2015年まで断交が続く)、更には軍事力行使暗殺工作などの手段を駆使してフィデル・カストロ政権転覆企てた。しかしアメリカによるキューバ政権転覆計画はいずれ奏功せず、キューバ革命政権ソ連邦との関係を強化することで生き残り図った1962年の夏頃、ソ連邦からの軍事援助受けたキューバ核ミサイルおよびその運搬手段持ち込まれたことで、アメリカソ連邦東西対立頂点達したキューバからアメリカフロリダ州まで約150kmしか離れておらず、ケネディ政権アメリカキューバにおける核ミサイル基地建設断固として認めなかった。同年11月ソ連邦フルシチョフ書記長キューバミサイル撤去合意したおかげで人類核戦争回避することに成功したキューバ危機)。このようにアメリカキューバとの間で深刻な対立があったにも関わらず日本キューバとの国交断絶せず友好関係維持する道を選んだ1984年11月20日当時日本共産党委員長不破哲三キューバ首都ハバナフィデル・カストロ会談行った当時国際情勢冷戦が再び激化しており、共産主義陣営盟主ソ連邦によるアフガニスタン対す軍事介入アメリカ日本など資本主義諸国侵略であるとして非難する一方でアメリカ共産主義政権樹立されたばかりニカラグア反共反政府勢力に対して憚ることなく軍事支援行っていた(コントラ戦争)。フィデルは、不破日本の政治産業対す諸事情について矢継ぎ早に質問投げかけ、その一方でニカラグア共産主義政権を倒すために反共勢力への軍事支援含んだ内政干渉躊躇なく行う米帝国主義への強い警戒心吐露した。このフィデル不破会談3時15分にも及んだ

※この「国交再開から冷戦終結まで(1952年 - 1989年)」の解説は、「日本とキューバの関係」の解説の一部です。
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