もんどう‐ほう〔モンダフハフ〕【問答法】
問答法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:01 UTC 版)
問答法(もんどうほう、希: διαλεκτική, dialektike, ディアレクティケー; 英: dialectic)とは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスが用いた、対話によって相手の矛盾・無知を自覚させつつ、より高次の認識、真理へと導いていく手法を指す。
- ^ 問答法とは 大辞林/大辞泉/コトバンク
- ^ 弁証法とは コトバンク
- ^ “Frameworks Glossary, Nebraska Dept of Education”. 2009年5月29日閲覧。
- ^ ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』岩波文庫。Jarratt, Susan C. Rereading the Sophists: Classical Rhetoric Refigured. Carbondale and Edwardsville: Southern Illinois University Press, 1991., p 83.
- ^ Sprague, Rosamond Kent, The Older Sophists, Hackett Publishing Company (ISBN 0-87220-556-8)., p. 5
- ^ Frede, Michael (1992) 'Plato's Arguments and the Dialogue Form' in Oxford Studies in Ancient Philosophy, Supplementary Volume, 201-19.
- ^ 『テアイテトス』149A
- ^ 産婆術とは 大辞泉/コトバンク
- ^ The Goal, Eliyahu M. Goldratt, ISBN 0-88427-061-0
- ^ It's not Luck, Eliyahu M. Goldratt, ISBN 0-88427-115-3
問答法(弁証法・弁証術)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 19:59 UTC 版)
「プラトン」の記事における「問答法(弁証法・弁証術)」の解説
プラトンは、師ソクラテスから問答法(弁証法、ディアレクティケー)を受け継いだ。『プロタゴラス』『ゴルギアス』『エウテュデモス』といった初期対話篇では、専らソフィスト達の弁論術(レートリケー)や論争術(エリスティケー)と対比され、妥当性追求のための手段とされるに留まっていたそれは、中期の頃から対象を自然本性にしたがって「多から一へ」と特定するための推論技術として洗練されていき、数学・幾何学と並んで、「イデア」に近付くための不可欠な手段となる。 『国家』においては、数学的諸学と共に、「哲人王」が修めるべき教育内容として言及される。 『メノン』から中期にかけては「仮設(ヒュポテシス)法」、後期からは「分割(ディアイレシス)法」といった手法も登場する。 これらは後に、アリストテレスによって、「論理学」へと発展されることになる(『オルガノン』)。
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