各棟の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 15:12 UTC 版)
今では珍しく、建物ごとに各ブランドの店を入れていた。マイカル本牧時代は全12番街までの計10館の建物があった(4番街・9番街は忌み数により欠番)。上述の通り、景気の衰退や時代の変化に伴い、当初は10棟あったが、1・3・5・6・10・11番街の6棟が残るのみである。解体された各棟はマンションに建て替えられるなど、かつての面影は少ない。 1番街(本牧サティ)イオン本牧店。その他セリアやベスト電器などいくつかのテナントも入居している。「紳士の街」などフロア表示にマイカルの面影を残している。 2番街(SATY生活用品館)(現存しない)後に本牧ビブレ、本牧サティの子供雑貨売場であるKidsTownを経てテナントの撤退により長らく閉鎖が続いていたが、マイカルが1億9300万円で売却した後に解体。2008年3月に分譲マンションの「ザ・レジデンス本牧 横浜ベイサイド」が誕生した。その際、ペデストリアンデッキが残されマンションと直結し、下層階にはテナントスペースとなって周辺へ配慮された作りになっている。 社員食堂や運営事務所はこの2番街に置かれていた。 3番街(カルチャーセンター&コミュニティーサービス・駐車場)イオン本牧店3番街。テナントとして銀行や郵便局等の金融センターが入居している他イオンバイクも入居している。駐車場はタイムズが運営している。 5番街(ファッション・レストラン・雑貨・ライブハウス・映画館・フィットネス)ニューヨーク州マンハッタンのクラブ「アポロ・シアター」との提携で生まれたライブハウス「アポロシアター」や、映画館「シネスクエア本牧」が入居するなど、マイカル本牧の中で一番大きな建物であった。 2005年秋の完全閉鎖後に沖創建設へ2億1300万円で売却されたが、同社の破綻に伴ってユニディオコーポレーションへ再売却。同社が運営する「シュロア」ブランドを用いて再生する計画があったが、実現には至らなかった。その後、ゲオエステート(現・エスポア)によって「ベイタウン本牧5番街」として営業を続けている。 6番街(ショールーム・駐車場)オープン当初はオートラマ本牧などの自動車ディーラーとファストフード店、アービーズが設置されていた。 1996年の大幅改装によりフードコート・パチンコ店・シネマコンプレックス「マイカル松竹シネマズ本牧」などが開業。シネマコンプレックスは運営母体の変更で2004年にMOVIX本牧となったが、競合のシネマコンプレックスが登場したことや、3D上映に対応出来ない事などを理由に2011年1月16日に閉館となった。映画館跡地はシェアスペースとしてイベント時のみ利用されている。フードコートも閉鎖され、マクドナルドとパチンコ店とフィットネスクラブのみが運営されている。 7番街(ホテル ル・ファール本牧)(現存しない)ニチイが初進出した都市ホテル事業として1992年11月30日に開業。運営は子会社の「ホテル ル・ファール」。建物は地上12階・地下1階で三井信託銀行が賃借する形を取っていた。エリゼ宮殿の内装を担当したフランスの建築デザイナー ジャン・ミッシェル・ビルモットが内装を担当した。 マイカルの経営悪化後に閉鎖・解体され、現在はマンションの「グランドメゾン本牧」になった。 8番街(ファーストフード・駐車場)(現存しない)かつてはミスタードーナツなどがあった。閉鎖し、解体され、跡地は分譲マンションの「アトレ横浜本牧」。 10番街(ファーストフード・駐車場)テナント部分が閉鎖され、ベイタウン本牧5番街の駐車場として整備。 11番街(クリニック・ドラッグ・日本料理・駐車場)現在はテナントビル。 12番街(ポパイ本牧店)(現存しない)閉鎖・解体後、現在はマンションの「ランドシティ横濱本牧ロイヤルスクエア」が立地。
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