双子の学友達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 08:48 UTC 版)
香鈴(かりん) 加治屋兄妹の幼馴染。真面目で面倒見が良く、双子にとっては良き理解者であり強い絆と信頼で結ばれている。 幼い頃から蒼が好きだが、素直に気持ちを伝えられない自分にコンプレックスを抱いている。杏花音らの後押しもあり晴れて恋人となるが、蒼の成績と人気の高さから苦労が耐えない日々が続いている。 辻莉 正(つじり ただし) 特進クラス所属で、蒼が復学するまでは学年首席だった。第1話で杏花音から告白されるがすげなく断る。その後蒼の復帰により学年首席から転落したショックで魂の抜けたような状態がしばらく続いたが、杏花音の励ましにより立ち直る。杏花音の常に前向きな姿勢に感銘を受けたらしく、恋愛感情はないものの友人として交流するようになる。わかなが蒼にアタックした際に彼女を叱咤激励したことで好意を持たれるようになり、彼自身もやがてわかなとカップルになる。 篠原 わかな(しのはら わかな) 特進クラス所属で、蒼や辻莉ほどではないが成績がいい。地主の長女であり蒼を婿養子にしようとアタックを仕掛けるが傲慢な物言いが多く、蒼の近くにいる杏花音や香鈴を悪く言ったため蒼からは強く拒絶される。また辻莉からは平手打ちと叱責を受けるが、同時に彼女の抱える事情などに理解を示してくれたことで彼に惹かれるようになる。以降は性格も丸くなり、杏花音や香鈴の良き友人となっていく。 桐谷 慎(きりたに しん) 杏花音たちが利用しているケーキ屋の息子。穏やかで心優しい人物だが製菓に対する情熱は強い。3人兄弟の末っ子で、康と悠という2人の兄がいる。杏花音たちより1学年上だが、年齢の割には背が低く童顔なため、校内で遭遇するまで先輩だとは思われていなかった。 杏花音達がクリスマスケーキを買うためにケーキ屋を訪れた際に知り合うが、実はそれ以前から加治屋兄妹のことは知っていて杏花音に好意を持っていた。知り合って程なく杏花音に好意を伝え仲良くなるが、杏花音の精神的な幼さもあって大した進展はないまま卒業を迎え、パティシエの勉強のために遠方の製菓学校に進学していった。その後夏休みに帰郷した際に再登場。スイーツ大会出場にあたって『勝つためのスイーツ』を作るということに対して迷いを持っていたが、杏花音の感想を聞いて払拭し見事予選を突破(後に優勝)する。同時に再度告白し、前回と異なり成長していた杏花音から学校に戻る直前に返事を受け取り恋人関係となる。杏花音には慎ちゃん、蒼には先輩、香鈴には慎ちゃん先輩と呼ばれている。 松浦 歩睦(まつうら あゆむ) 3年時に特進クラスに転入してきた転校生。転校早々蒼をライバル視し、彼の調子を崩すために杏花音に接近するが、逆に双子のペースに巻き込まれる。試験では蒼だけでなく辻莉にも負けて3位の成績だったためしばらく不登校になるが、心配して家まで来てくれた双子に心を開く。根は寂しがり屋で、杏花音たちが新たに友達になった小晴に夢中になり、蔑ろにされて落ち込んでいた時に気遣ってくれた香鈴に惹かれる。香鈴の蒼への気持ちを知りつつも積極的にアプローチするが、最終的には香鈴の幸せを望んで彼女の背中を押した。その後は自分と同じく失恋する形になった小晴を不器用ながら励ますようになる。 前田 小晴(まえだ こはる) 7組所属の内気で大人しい女生徒。一生懸命だが要領が悪く、努力が結果に結びつかないタイプ。杏花音の前向きな言動に励まされていた。ひょんなことから杏花音と親しくなり、接する機会の増えた蒼に好意を持つようになる。程なく蒼と香鈴の関係に気付いて身を引くことを選んだが、実際に二人が付き合い始めた時はショックを受けており、それに気付いた杏花音と歩睦に励まされる。その後も何かと気遣ってくれる歩睦に徐々に惹かれていくことに。 山田(やまだ) 杏花音の友人で柔道部所属。勉強の成績は杏花音といい勝負。杏花音に一方的な好意を抱いていて、序盤はそれなりに出番は多かったが、登場人物が増えていくに従って出番が減り、杏花音の正式な恋人になる慎が登場してからは全く出番がなくなった気の毒な人。最終回で3コマだけ小さく登場した。 きーちゃん 杏花音が入院し、大部屋で出会った少女。 退院の際、杏花音と慎のキスシーンを見て、早く恋人を作りたいと言っていた。 10巻の番外編にて遠足中の小学生の一人として出演、迷子の一花を気にかけたが逃げられた。
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