医師による治療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 19:19 UTC 版)
「ハッピー・ハンフリー」の記事における「医師による治療」の解説
1962年、ハンフリーは心臓病のために早期の引退を余儀なくされた。引退後、体重が900ポンド(410kg)以上までに増加した。この体重では約10歩移動しただけで疲れ、(2つの椅子に)座らなければならなかった。ハンフリーは食生活をコントロールしようとし、一度に最大15羽の鶏を食べるような事は無くなったが、医師と相談して肥満研究に志願する決心をし、オーガスタのジョージア医科大学(英語版)の臨床調査ユニットにチェックインした。クリニックに入る時の体重は802ポンド(364 kg)であった。 ハンフリーは2年間、医師の管理する厳格な食事療法に従った。汗による水分の喪失を避けるため運動することを禁じられ、空調の利いた診療所内から出られなかった。食事療法には厳密に測定された食物と水が含まれ、1日あたり合計約1,000カロリーで、56日周期でローテーションされた。最初のサイクルは、卵、スキムミルク、牛挽肉、マーガリンにトースト、トマトスープ、ケチャップ、グリーンピース、アップルソースなどの高タンパク食品で構成されていた。 次のサイクルは、トースト、コーン、ライマメ、ショートブレッド、桃、アップルソース、パイナップル、ポン菓子、スキムミルク、グレープジュース、オレンジジュース、少量の砂糖を含む高炭水化物であった。 3番目のサイクルは無塩のマヨネーズとバター、トマト、卵、ホイップクリーム、クリームチーズなどの高脂肪食だった。
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