勇者の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:56 UTC 版)
ノルド・ユスティーナ 声 - 斧アツシ エミリアの父。死んだと思われていたが実は存命していた。天使達からイェソドの欠片(アシエス)を守るため、ライラの依頼で日本へ渡ると「サトウヒロシ」を名乗り、新宿を経て三鷹で新聞配達をしながら暮らしていた。偽名は日本で世話になった男の姓にあやかったもの。ライラを心から愛し信頼しており、言葉の端々からその様子(惚気)がうかがえる。 8巻にて偶然真奥と接触を果たすこととなるが、まともな会話をする間もなく、ガブリエル一党に拉致されてしまう。その後、真奥と芦屋によって助け出され、恵美と共に日本へ帰還した。アラス・ラムスから「じーちゃ」と呼ばれることには戸惑いを隠せないでいる。日本へ帰還後はヴィラ・ローザ笹塚101号室に引っ越してきた。恵美とライラの確執には深く入り込まないようにし、2人の意思で解決していく事を望んでいる。 ライラ・ユスティーナ 声 - 井上喜久子 エミリアの実母である大天使。自由気ままな性格。セフィラ・イェソドの欠片を世界中にばらまいた張本人。容姿は二十代後半の、銀髪でグラマーな美女。 その昔、瀕死の重傷を負っていた幼少時の魔王を助け、文字を始め様々なことを教えた。別れ際、イェソドの種子を彼に託し、のちに旧魔王城で成長した植物よりアラス・ラムスを回収。日本にいる真奥達の元へ送り届けた。 彼女の目的は「世界をあるべき姿に戻す」ことであり、エメラダ達に「天使の羽ペン」を授けたり、アシエスを夫・ノルドに託したりと、地球とエンテ・イスラを行き来しつつ暗躍している。恵美やノルド以外にも何百年も前からイェソドの欠片を多くの人間たちに託しており、天界に察知されそうになる都度、自身が囮となり彼らの目を欺いていた。当然天界からは素行を問題視されていて、ついには彼女の堕天裁定のためラグエルが来日するが、入院中の千穂にイェソドの欠片をあしらった指輪を渡し、その指輪を媒介として彼女に力を授けてラグエル達を撃退した。自身の与えた知識が魔王のエンテ・イスラ侵攻の遠因となってしまったことに心を痛めており、事件後、千穂を通じて彼に謝罪の意思を伝えるとともに、「エンテ・イスラのダァトを見つけて」との伝言を残して再び姿を消した。 志波と異世界人達の会談においては再び千穂を通じて真奥達に接触を図ろうとするが、真奥に企みを喝破され失敗。身柄を拘束された上、実娘恵美から強烈な往復ビンタを食らう。度重なる自身の軽率な行動から恵美達に完全に拒絶されてしまい途方に暮れるも、イルオーンとの戦闘で窮地に陥った恵美を身を挺して庇い、重傷を負う(この際、真奥から魔力による治療を受けた事で髪の色が銀色から紫へ変化してしまった)。志波らの協力を得て、真奥・恵美との交渉の機会を得ようとするも、直接会話に二の足を踏む恵美を前に状況は膠着。13巻にてようやく真奥との交渉の機会を得るも、自身の素性を明かそうとしない態度にやはり警戒を持たれることとなったため、契約に先立って素性を明かすことを確約。自宅を公開する事になるも、その実情は「片付けられない汚部屋」状態であった。 人間だった頃は月の入植都市にあったイグノラが責任者を務める多国籍研究所の医局の新人医師であった。雑務も任されていたことからサタナエルとも顔馴染みで憧れの先輩であったらしい。 日本での彼女はイギリス出身の帰化外国人「ライラ・ユスティーナ」の戸籍を取得。看護師として西海大学医学部付属東京病院に勤務。東京都練馬区ロイヤル・リリー・ガーデン豊玉306号室在住(ヴィラローザ笹塚同様、こちらも志波の所有物件である)。
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