制式とは? わかりやすく解説

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制式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 01:21 UTC 版)

褒章」の記事における「制式」の解説

褒章の制式については褒章条例第7条規定されており、形状等の細目内閣府令によって定めるとされている(同9条)。そして、現行の細目は「褒章の制式及び形状定め内閣府令」(平成15年5月1日内閣府令55号)で規定されている。一方旧黄綬褒章の制式は「黄綬褒章臨時制定ノ件」第3条により規定されていた。 褒章メダル本体の“章”、章を吊るして衣服取り付けるための“綬”(リボン)、章と綬を繋ぐ“鈕”、および綬に取り付ける飾版からなる。ただし、旧黄綬褒章には鈕と飾版無く、環により章と綬が繋がれている。また、常服時に着用するための略綬制定されている。 章 銀製桜花円形中心に褒章」の2字置かれている。平成15年改正前は直径9分だったが、改正により30ミリメートルとなったまた、表面意匠は、改正前は銀のみで「褒章」を交差した花で囲む図であったが、改正により流水文表した金色円形に「褒章」を浮彫りにし、その外縁桜花散りばめた銀地とする意匠となった裏側紺綬褒章場合除いて「賜」の文字氏名記される改正前の条例では、図の備考により、後述金色飾版授与される場合引き替えられた銀色飾版授与年月日も記すとされていたが、改正により図とともに削除された。旧黄綬褒章は金および銀の円形で、表面は上から菊花紋章横書きの「褒章」の文字大砲の図が配され裏面には「賛成海事業」の字が鋳出されていた。 鈕 銀製。 綬 綬の色は褒章種類に応じて、紅、緑、黄、紫、、紺と変わる。綬の幅は当初1寸とされていたが、改正により36ミリメートルとなっている。旧黄綬褒章の綬は橙黄色で、瑞宝章のように逆三角形折られていた。 飾版 既に褒章授与されている者が、2度以上、同様の理由褒章授与されるときは、その都度飾版しょくはん金属の板)を授与し、その褒章の綬に付加して標識とする(褒章条例3条1項)。また、この飾版銀色)が5個以上に達したときは、5個ごとに別種飾版金色)と引き替え授与される(同条2項)。褒章授与回数制限はない。 飾版(銀) 飾版(金) 略綬褒章条例」の大正10年4月26日勅令147号および「黄綬褒章臨時制定ノ件」の大正10年4月26日148号による改正により、スティックピン式のものが制定されていたが、平成15年内閣府令により勲章同様の円形のもの(ロゼット)に改められた。色は褒章種類により紅・緑・黄・紫・・紺の6色とする。直径は7ミリメートル。 なお、褒章同一または類似する商標について商標登録を受けることができない商標法4条1項1号)。 改正前の制式による褒章の例(メトロポリタン美術館所蔵紅綬褒章表面 紅綬褒章裏面 褒章平成15年改訂前) 平成15年改訂前の略綬 旧黄綬褒章

※この「制式」の解説は、「褒章」の解説の一部です。
「制式」を含む「褒章」の記事については、「褒章」の概要を参照ください。

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