分布と形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/25 14:13 UTC 版)
サケスズキ目はタラ目やアンコウ目と同じ側棘鰭上目と呼ばれるグループに属する。9種のみからなる小さな分類群であり、いずれも北アメリカの河川あるいは洞窟に生息し、日本には分布していない。 背鰭に弱い棘条をもつ。腹鰭は胸鰭よりも後ろの位置にあり、尾鰭の分枝鰭条は16本。脂鰭の有無はさまざま。基蝶形骨と眼窩蝶形骨を欠き、前上顎骨を突出させることはできない。外翼状骨と口蓋骨に歯をもつ。鰓条骨は6本、椎骨は28-35個。
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分布と形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 00:10 UTC 版)
小笠原諸島の固有種で、母島のほか向島・姪島に分布する。戦前には聟島にも分布していたという報告があるが、1968年の返還後の調査では確認されておらず、野生化したヤギの影響で絶滅したものと考えられている。 日本産のキク科植物としては珍しい木本植物である。常緑樹で、大きいものは樹高3 - 5メートル、幹の直径は10センチメートル以上に達し、群生する。小笠原諸島産の木本化したキク科植物には、他にアゼトウナ属のヘラナレンとユズリハワダンがあるが、いずれも樹高は1メートル程度である。東アジア産のキク科植物で、このように大きな樹木となるものは本種以外には知られていない。上部でよく分枝する。樹皮は灰白色で、縦に裂け目が多くできる。 母島の標高300メートル以上の雲霧帯に自生する。大きく成長するものは稜線上の草地や疎林地林縁に生育するもののみで、樹林地内では大きく成長しない。なお、向島や姪島では、やや湿性な所にも生えていることが報告されている。 葉は長楕円形で互生し、葉柄は長い。花期は11月下旬 - 12月上旬。枝先付近の葉腋から平たい散房状円錐花序を出し、多数の淡紅紫色の頭花をつける。1個の頭花は長さ10ミリメートル弱、幅2ミリメートルあまりで、通常、5個の筒状花冠からなる。翌年の1月 - 2月に円柱状の痩果が熟する。従来、雌雄異株で、雌株ではおしべが退化して花粉が形成されないとされてきたが、小花がすべて稔るところから、雄性花とみなされているものは両性花で、実際には両性花と雌性花からなる雌性両全性の植物ではないか、とする指摘が出されている。 発芽直後は草本植物そっくりで、緑色の太く柔らかい茎に大型の葉をつける。草本的な祖先種が、洋島である小笠原群島に定着したあとに木本化し、また雌雄異株化したものと考えられている。しかし、正確な類縁関係は明らかになっていない。
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