分布と宿主域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 09:09 UTC 版)
CDVは全世界に常在するウイルスであり、犬ジステンパーはイヌの重要な疾患の一つとなっている。臨床的にはイヌやフェレットなど、伴侶動物での感染がしばしば問題となる。 イヌ科動物に対して高い感受性を示すが、一方でネコ科・イタチ科・アライグマ科・スカンク科・アザラシ科・ジャコウネコ科など、ほとんどの食肉目の動物に感染する。CDVはヒトには感染しない。猫汎白血球減少症は「猫ジステンパー」と呼ばれることもあるが、パルボウイルスの一種を原因とする別の病気である。 霊長類への自然感染は、2008年9月、日本に輸入されたカニクイザルのコロニーが犬ジステンパーに集団感染し、30頭以上の死亡が確認された。輸入前に既に感染していたものとみられ、感染源などの詳細は不明である。
※この「分布と宿主域」の解説は、「犬ジステンパー」の解説の一部です。
「分布と宿主域」を含む「犬ジステンパー」の記事については、「犬ジステンパー」の概要を参照ください。
- 分布と宿主域のページへのリンク