冷房化改造後の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 04:33 UTC 版)
「西武701系電車」の記事における「冷房化改造後の動向」の解説
701系・801系とも当初は池袋線・新宿線両系統に配属されたが、1980年代以降順次新宿線系統へ集約され、同系統における主力車両として運用された。1981年(昭和56年)以降、新101系の一部が制御回路を改造し、701系・801系グループとの併結対応工事を施工の上で新宿線へ配属されたことに伴い、101系列との併結運用が開始されたほか、旧型車の淘汰進捗に伴って701系のうち745・747・757・761・781編成(4両編成5本)に対して、多摩川線対応編成として制動装置に甲種輸送対策改造を施工し、多摩川線に残存した旧型車の代替に充当された。 1980年代後半に至り、701系の初期落成車については新製から25年を経過し各部の老朽化が進行したことに加え、701系・801系とも走行性能上ダイヤ改正に伴う運転速度向上への対応が困難になりつつあったことから、新2000系電車導入に伴う代替が計画され、701系725編成が1988年(昭和63年)3月31日付で廃車となったことを皮切りに淘汰が開始された。 その後は701系・801系とも新2000系ならびに6000系・9000系導入と代替に順次廃車が進行した。多摩川線からはワンマン運転の開始に伴い1995年(平成7年)10月末で営業運転から離脱、1997年(平成9年)2月22日に開催されたさよならイベントに701系781編成が充当されたことを最後に全ての運用を離脱、同月24日付で最後まで残存した701系781編成および801系809編成が除籍された。また同日付で401系(2代)411・417編成も除籍となり、いわゆる「701系列」は全廃となった。
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