冷房化工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:58 UTC 版)
近鉄からの運営移管時は、在籍全車両に冷房装置が搭載されていなかった。移管後に冷房化工事が開始され、2006年8月より冷房車(172-147-272の3両編成1本のみ、同時に高速化対応工事も実施)の営業運転が開始された。その後、2006年12月には既に高速化工事がされていた3両編成1本 (171-146-271)、2007年7月には3両編成1本 (145-138-275)、2008年7月には4両編成1本 (143-137-144-274) 、2008年の暮れ頃には4両編成1本(141‐138‐142‐273)の冷房化工事が実施された(そして、2021年3月末時点では冷房化はこの編成が最後となっている)が、273以降の車両については冷房装置は搭載されず、高速化対応工事のみ実施された。これは、その5両を含む編成の制御車がクハ140形(276編成はクハ130形、277編成はクハ200形)であり電装品の搭載が困難であるため、その5両は主電動機の分散配置が行われず、過大重量となる冷房装置の搭載が見送られているためである。(134‐135‐276、202=101=201‐277の2編成に至ってはT車の冷房化すらされていない)この5両についてはクモハ273形の別形式となっている。 なお、冷房装置は制御装置と共にCU46形が搭載されているが、屋根補強による車体重量の増大や重心の引き上げを回避する目的で、客室内の床上に設置されている。本形式は1両当たり2台を搭載する。
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