再婚の失敗と中風の再発とは? わかりやすく解説

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再婚の失敗と中風の再発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:51 UTC 版)

小林一茶」の記事における「再婚の失敗と中風の再発」の解説

9年連れ添った妻のその間にできた4人の子どもたちを全て亡くし文政7年正月一人迎え、「もともと自分独り者であった」との思い俳句にした一茶であったが、正月早々後添い探し始めた一茶再婚したいとの希望あちこち語っていたというが、1月6日1824年2月5日)には知人である関川新潟県妙高市)の浄善寺住職に、急ぎお返事ください後妻紹介依頼する手紙送っている。 結果として浄善寺住職依頼した再婚相手紹介話は実らなかったが、意外なところから再婚話が持ち上がってくる。これまで弟との遺産相続問題で弟側に立ったり、伝馬役金の免除問題などがあり、一茶との関係が良くなかった推測されている本家弥市一茶再婚支援したのである4月28日1824年5月26日)、弥市は自らの娘が重い病の床に就いていたのにも関わらず一茶縁談の話をまとめるために飯山行っている。なお弥市の娘はその後まもなく5月2日1824年5月29日)に亡くなった弥市の娘の葬儀5月3日1824年5月30日)に行われたそのようなあわただしい中、5月12日1824年6月8日)、再婚相手飯山からやって来て待望再婚果たした一茶日記によると再婚相手という名で、飯山藩田中氏の娘であり、年齢38歳記録している。つまり武士のであった一茶研究家である小林計一郎矢羽勝幸研究によって、飯山藩田中義条の娘であった推定されている。 一茶との結婚時、38歳というのは当時結婚適齢期から見て大きく外れたものであり、それまで雪の人生が必ずしも恵まれたものではなかったことが推測される最初父、田中義条と同じ飯山藩士の安田新助という人物結婚した考えられるが、離婚して実家戻っていた。安田との離婚理由飯山藩士を召し放たれたため、つまり何らかの理由で夫が藩士を首になり、浪人となってしまったからであるとの推測もある。いずれにしても一茶はともに再婚であったとの再婚後、との初婚時とは異なり近所親戚回り、そして村役人への挨拶が行われた形跡は無い。それどころ新婚一茶宅には各地から俳人ひっきりなしに訪ねてきた。全国にその名が轟いていた俳諧師一茶のもとには俳人来訪絶えなかった。新婚直後一茶宅にも普段変わらず客人がやって来たのである。そして5月30日1824年6月26日)からは一茶本業ともいうべき北信濃門人巡りに出る。一茶6月中は一回自宅戻らず、家を出て39日後の7月9日1824年8月3日)、ようやく家に戻ってきた。結婚近所親戚村役人への挨拶無く新婚直後からひっきりなし来客、そして一月上の夫、一茶留守という状況は、新婚直後の妻としては厳しいものがあった。ましてやとは異なり武士のであったにとって、農業経験もなく、これまでの生活習慣との違い等も大きかった一茶自宅戻った直後飯山実家戻り結局8月3日1824年8月26日)に離婚となり、8日1824年8月31日)には使い荷物引き取っていった。こうして一茶再婚失敗終わった再婚失敗直後一茶更なる不幸が襲った離婚から1カ月経たない8月1日1824年9月23日)、善光寺町門人宅で中風再発したのである一茶一命とりとめたものの、はっきりとした言語障害残ってしまった。中風再発後、療養兼ねて北信濃各地門人宅を回り12月4日1825年1月22日)に自宅戻った

※この「再婚の失敗と中風の再発」の解説は、「小林一茶」の解説の一部です。
「再婚の失敗と中風の再発」を含む「小林一茶」の記事については、「小林一茶」の概要を参照ください。

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