六甲台第1キャンパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:23 UTC 版)
使用学部:法学部、経済学部、経営学部 使用研究科:法学研究科、経済学研究科、経営学研究科、国際協力研究科 使用付属施設:経済経営研究所、社会科学系図書館、経済経営研究所図書館、学生会館など 所在地は灘区六甲台町2-1(北緯34度43分42.2秒 東経135度14分5.3秒 / 北緯34.728389度 東経135.234806度 / 34.728389; 135.234806 (神戸大学六甲台第1キャンパス)) 最寄のバス停留所は、主に神戸市営バス36系統「神大正門前」。法学部および図書館などへ直接向う場合は「六甲台」。旧神戸経済大学(神戸商業大学)以来のメインキャンパス。旧神戸商業大学正門も、現在の神戸大学正門として引き継がれている。 1929年(昭和4年)に大学昇格を果たした旧神戸商業大学が、手狭になった旧葺合校地から、南北朝時代に築かれた赤松城址(現在の六甲台キャンパス)に順次移転。1935年(昭和10年)には新学舎竣工式を挙行。 社会科学系の学部および大学院研究科を指して、「六甲台」と呼ぶことが多い。 本キャンパス内の旧神戸経済大学(神戸商業大学)学舎群、現在の六甲台本館(1932年、昭和7年築)・社会科学系図書館(1933年、昭和8年築)・兼松記念館(1935年、昭和10年築)・講堂(同じく1935年、昭和10年築)・武道場(艱貞堂)は登録有形文化財になっている。 2009年、上記六甲台講堂の改修工事にあたって出光興産社より多額の寄付を受け、同社の要望によりOBである創業者出光佐三(旧制神戸高等商業学校卒:第三期生)の名を冠し、改修完了後の正式名称を「出光佐三記念六甲台講堂」とした。 なお、兼松記念館は二代目。神戸商業大学の六甲台移転後の葺合校地は、旧制神戸市立中学校の校地となり、戦後はその後身校たる神戸市立葺合高等学校に継承され現在に至っている。旧神戸高等商業学校時代に寄贈・竣工された初代兼松記念館(1921年、大正10年竣工)は、長らく旧市立中の本館として使用されていたが、戦災により大破、その後損傷の激しい2階部分を除去し1階建に改築して神戸市立葺合高等学校の本館として長く使用されていた(なお旧神戸高等商業学校時代の石造の正門は、現在も神戸市立葺合高等学校正門として使用されている)。現在は改築され、第一体育館として使われている。 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で犠牲になった神戸大学関係者の霊を悼むため、兵庫県南部地震神戸大学犠牲者慰霊碑が六甲台本館の前庭に建立されており、毎年同日に献花が行われている。 ごく一部に「六甲台キャンパス」という呼び方がある。 南東側に工学部キャンパスが、西側に神戸松蔭女子学院大学や六甲中学校・高等学校が位置する。
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