信長の側近とは? わかりやすく解説

信長の側近

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 15:39 UTC 版)

堀秀政」の記事における「信長の側近」の解説

天文22年1553年)、斎藤道三家臣である堀秀重長男として美濃国厚見郡部で生まれる。幼い頃一向宗の僧となっていた伯父・堀掃部太夫の元で従兄奥田直政(後の堀直政と共に育てられたという。 最初大津長昌次いで木下秀吉仕え永禄8年1565年)に13歳若さ織田信長小姓側近として取り立てられた(顔が美形だったためとも言われる)。16歳で、室町幕府15代将軍・足義昭仮住まい本圀寺普請奉行を担うなど、各種奉行職務め側近としての地位確立する。信長の側近には秀政のほかに、菅屋長頼福富秀勝大津長昌矢部家定長谷川秀一万見重元らがいる。 秀政は次第奉行職だけでなく戦場でも活躍するうになる織田軍の主要な合戦である天正3年1575年)の越前一向一揆討伐参加天正5年1577年)の紀伊雑賀討伐戦では信長本陣から離れ佐久間信盛羽柴秀吉とともに一隊率いる。翌年有岡城の戦いでは、見・屋らと鉄砲隊率いる。天正7年1579年)の安土宗論のとき屋・長谷川らと奉行務める。翌・天正8年1580年)、バテレン屋敷造営奉行屋・長谷川らと務める。同年信長蜂須賀正勝宛の書状副状を出す、などがある。 また、叔父である蓮照寺住職育てられた関係で、本願寺との交渉にあたり石山本願寺との和睦紀州への退城促し交渉奮闘していたことも想像される。後に秀政は、本願寺顕如から「釋道哲」の法名いただいている。 天正9年1581年)の第二次天正伊賀の乱において信楽口からの部隊率い比自山城の戦いなどを戦い抜いている。この功績ならびに荒木村重討伐越前一向宗制圧功績により、この年織田信長から長浜城2万5,000石を与えられた。 天正10年1582年)の甲州征伐では信長に従って甲信に入るが、既に織田信忠武田氏滅ぼした後だったため戦闘には参加しなかった。本能寺の変直前には、明智光秀徳川家康接待役を外されたあと、丹羽長秀と共にこれを務めており、この接待終えた後、備中秀吉の下へ向かっている。

※この「信長の側近」の解説は、「堀秀政」の解説の一部です。
「信長の側近」を含む「堀秀政」の記事については、「堀秀政」の概要を参照ください。

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