作画崩壊を題材とした作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 17:20 UTC 版)
「作画崩壊」の記事における「作画崩壊を題材とした作品」の解説
テレビアニメの制作現場を題材とした作品では作画崩壊の話題が取り上げられることもある(『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』[要追加記述]など)。2001年と2004年に全2作が発売されたOVA『アニメーション制作進行くろみちゃん』では、テレビアニメの制作に携わる主人公らが奮闘する物語が描かれており、特に第2話ではスケジュールがひっ迫する中で、作画の乱れた原画に作画監督の修正を施さないまま日本国外に動画を発注しようとする側と、作画崩壊を食い止めるために奮闘する側の対立が描かれている。 また任天堂のゲームを原作とする2001年のテレビアニメ『星のカービィ』の第49話「アニメ新番組・星のデデデ」(2002年9月21日放送)では、作中で登場人物が作らせた劇中劇のテレビアニメが未完成の状態で放送されてしまうというエピソードが描かれており、アフレコ中の登場人物から「キャラ(の作画)がガタガタ」などと指摘される場面がある。 この他、秋本治による漫画を原作とするテレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第108話「俺が主役だ!星逃田」(1998年10月25日放送)では、ゲストキャラクターの「ハードボイルド刑事」が、自分が登場しているアニメ本編の制作スタッフに登場人物の立場から無理難題を要求し、その結果として背景・彩色・動画・原画マンが逃走して、本編のアテレコ現場にフィルムが間に合わなくなってしまうというメタフィクショナルなエピソードが描かれている。 P.A.WORKS製作のテレビアニメ『SHIROBAKO』の第7話「ネコでリテイク」(2014年11月19日放送)で、劇中劇のテレビアニメ『ぷるんぷるん天国』で、次第に女性キャラの作画が崩壊する様子が描かれており、ニコニコ動画風のコメントを挿入する演出も加えられている。 『ガーリッシュナンバー』(2016年、TBS)では劇中劇のライトノベルを原作としたアニメ『九龍覇王と千年皇女』の原作者と製作委員会の主幹事会社・およびアニメスタジオとの連携が全く取れず、結果として主人公の女性声優が主役を務めたこの作品はそれを見た彼女が声を失う程の作画崩壊を起こしてしまう。 『妹さえいればいい。』では登場人物作の作中ライトノベルがアニメ化される際に作画崩壊を引き起こしたが、完成前の白箱であったことが明かされ一同が安堵するシーンが存在する。 『秘密結社鷹の爪』では劇場版シリーズにバジェットゲージが備わっており、CG等を多用した高クオリティなシーン等が登場すると予算が急激に低下し、作画崩壊に陥る場面が描かれている。 『深夜!天才バカボン』第6話ではバカボン一家が「作画崩壊の竜巻」に巻き込まれ、全員が原型とどめていない姿となったが、視聴者が「作画崩壊止まれ」とツイッターでつぶやいたことで元に戻った。
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