住吉酒造の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 13:36 UTC 版)
政春が最初に勤務する洋酒メーカー。かつて実在した摂津酒造をモデルとしている。 田中大作(たなか だいさく) 演 - 西川きよし 住吉酒造の社長。 1918年(大正7年)、当時の日本ではまだ造られていなかった本格的なウイスキーの製造法を学ばせるため、政春をスコットランドに留学させる。政春を娘の優子と結婚させて婿養子にするつもりであったため、2年後に帰国した政春がエリーと結婚したことを知って動揺するが、互いに惹かれ合い結婚した亀山夫妻を認め、味方する。 摂津酒造の社長・阿部喜兵衛がモデル。 田中佳代(たなか かよ) 演 - 夏樹陽子 大作の妻。政春がスコットランド留学を終えて帰国した暁には政春を娘の優子と結婚させるつもりであったが、政春がエリーと結婚したことを知って憤慨する。 かねてからの住吉酒造の負債の多さから、政春のウイスキー製造計画について反対する。 田中優子(たなか ゆうこ) → 藤岡優子(ふじおか ゆうこ) 演 - 相武紗季 大作と佳代のひとり娘。住吉酒造の跡継ぎ娘として育てられた。父から政春が2年間の留学を終えて帰国をしたら婿養子に迎えるつもりであると告げられて驚くが、以前より政春を慕っていたこともあり喜びを隠せなかった。無論、政春も承知しているものだと思い、花嫁修業に勤しみ彼の帰りを待ち続けてきた。しかし、政春は留学前からそのような話は微塵も考えたこともなかったこと、既にエリーと結婚していたことを知って憤り、代償として政春に退職を求めたり、エリーに嫌がらせをし辛辣な言葉を浴びせる。しかし、亀山夫妻が新居へ転居後、父の説得を受けて2人と和解して夫婦茶碗を贈り、エリーに頼まれ炊飯の方法を教えたことを機に彼女と打ち解け合い、やがて友達同士となる。 本心は英文タイピストになることを夢見ていたが、住吉酒造の倒産を阻止し会社を守ることが自分の仕事と決心し、藤岡次郎との政略結婚を受け入れる。 矢口清(やぐち きよし) 演 - 白井晃 住吉酒造の専務。大作とともに住吉酒造を立ち上げ、経理面を支えている。 政春の言動が気に障り、他の同僚が政春の帰国・復帰を歓迎する中でただ一人冷めた反応を示し、政春の妻であるエリーに対しても嫌味を発する。 ウイスキー製造計画についても必要経費の多さゆえに反対の姿勢を示し、守谷を味方に付けたり関連会社に独断で中止を告げるなどの根回しをし、政春に対して、ウイスキー製造計画を必ず潰すと恐嚇したり政春本人を気に入らないと言明するなど、政春にとって最初の壁となる人物であり、同時に政春を解雇に導く。 安藤好子(あんどう よしこ) 演 - 江口のりこ 住吉酒造の事務員。既婚。噂話に敏感。政春を「亀山くん」と呼ぶ。こひのぼりの常連客であり、政春が退職後も店でたびたび再会している。 池田晋平(いけだ しんぺい) 演 - 前野朋哉 住吉酒造の社員。政春の助手として、住吉酒造の内部に新設された「ウヰスキー研究室」に配属される。 松原(まつばら) 演 - 木内義一 住吉酒造の社員。同じく政春の助手として「ウヰスキー研究室」に配属される。「…でござる」が口癖。 今井商店店主 演 - 佐渡山順久 住吉酒造の株主。
※この「住吉酒造の人々」の解説は、「マッサン」の解説の一部です。
「住吉酒造の人々」を含む「マッサン」の記事については、「マッサン」の概要を参照ください。
- 住吉酒造の人々のページへのリンク