住吉行宮
住吉行宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 04:28 UTC 版)
南北朝時代の住吉大社には、南朝の行宮(天皇の仮の御所)の1つである住吉行宮(すみよしのあんぐう/すみよしあんぐう)が置かれた。行宮とした天皇は、後村上天皇(2度)・長慶天皇。 文献では後村上天皇は住吉社神主の津守国夏の「住吉殿」を行宮としたと見えるが、この住吉殿(住之江殿)とは現在の住吉大社の南方に位置する正印殿(しょういんでん)跡地に当たると伝承される(ただし確証は無い)。この正印殿は住吉大社の神印が納め置かれた建物といわれるが、建物は非現存。跡地は「住吉行宮跡」として国の史跡に指定されている(詳細は「住吉行宮」を参照)。 なお、現在の住吉大社では4月6日に後村上天皇を偲んで正印殿祭が斎行される。
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