亮に関わる人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/07 13:42 UTC 版)
「弁天様には言わないで」の記事における「亮に関わる人々」の解説
榊十兵衛(さかき じゅうべえ) 漢方薬局「弁天堂」(べんてんどう)の跡取り息子で、ブルーベルベットのギタリストでもある亮の友人。スキンヘッドにサングラスをかけた大柄な男性で、温和な人柄ながら、弱い者いじめをする猫田らを取り押さえたりする一面もある。普段は店番をしており、亮とミキそれぞれに祖父の集めた古美術品(仙人を封じた神器)を譲り、2人が仙人と出会うきっかけを作った。弁天と出会う前は調子外れな亮のヴォーカルを様々な手段を講じてごまかし、物語後半では弁天と協力しミキらのバンド加入を進めるなど、ブルーベルベットの活動を支えた。終盤、亮が複数の仙人と契約を結ぶのを阻止するため吉祥天と契約した。 秋元勇紀(あきもと ゆうき) 七福ハイツに新たに入居した、出版社に勤める女性編集者で、仁美の姉。仁美ほど露骨ではないが男勝りな性格で、空手3段・柔道2段・合気道初段の実力を持つ。また、鳥羽一郎のファン。幼い頃のミキの初恋の女性でもある。厳しい父親の影響で美形な男性はもともと苦手だったが、女性に馴れ馴れしく接する亮自身の性格と、弁天の術の副作用で大きく膨らんだ彼の股間を目撃したり、弁天による悪戯を彼のせいと誤解したりといった出来事が重なって、亮を変態扱いする。しかし、臨時に請け負った舞台劇中に大観衆の前であられもない姿を晒す危機を彼の乱入により難を逃れてからは(実際には亮が意趣返しのため弁天に使わせた術がトラブルの原因で、観衆の注意を逸らした行動も彼女との口付けを試みた彼の思惑が外れた結果だったが)、亮への態度を軟化させた。物語後半には彼に対する理解を深めており、自分から楽屋を訪ねたり、音楽情報誌の記者にブルーベルベットの取材を勧めたり、亮への不信感を募らせるミキと毘沙奈に彼の著書を勧めた。彼女に取材を勧められた記者と偶然同席したテレビプロデューサーが彼らの曲に感動し番組に取り上げたため、ブルーベルベットは一躍知名度を高めた。 弁天堂の主人 正確な名前は不明。十兵衛の祖父で、小柄で頭の禿げ上がった老人。不老不死を望み、半世紀に渡る研究を重ねて仙人の封じられた神器を蒐集したが、それら古美術品はいずれも封を解く方法が分からないまま、物語前半、十兵衛の周囲の人々に持ち去られてしまった。物語後半には大黒と協力関係にあり、ミキと毘沙奈に助言を与えるふりをして廻鍵を集めさせ、亮を自らの野望の犠牲にしようとする。
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