交際相手への盗撮・準強制性交疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:52 UTC 版)
「田畑毅」の記事における「交際相手への盗撮・準強制性交疑惑」の解説
2018年(平成30年)夏、田畑は面識のない20代の会社員女性にフェイスブックを通じて「誕生日おめでとうございます」とメッセージを送信。それから両者の間でメッセージのやりとりが続き、同年秋、田畑は女性に「仕事上助けになるような人を紹介してあげる」と近づいた。二人は10月から交際を始める。 交際中の盗撮疑惑 しかし、交際中、動画を撮る音が聞こえたりするため、女性は11月から田畑の行動に盗撮との疑いを持つようになった。 盗撮・準強制性交疑惑による刑事告訴 12月24日、まだ交際中であった女性は名古屋市内の居酒屋で飲酒を伴う食事を田畑としたのち、女性の自宅マンションに向かった。田畑は酔って意識を失った女性を避妊具なしで性行為をした。翌日の朝、田畑のスマートフォンに女性の裸を撮影した動画や画像が大量に保存されていたことが発覚した。女性が田畑を問い詰めると、田畑は「完全に自分が見たかっただけ。だって寝ちゃうんだもん」と弁解した。 2019年(平成31年)1月9日付で弁護士を通じ示談金を提示した書面を女性に送り、解決を図ろうとしたが、2月6日、女性は愛知県警に準強制性交容疑の告訴状を提出した。また、前述のように田畑に性行為の様子を隠し撮りするなど盗撮癖があったことから、軽犯罪法違反容疑でも被害届を提出した。 同年2月15日の国会本会議後、中日新聞社の記者が女性の名前を出した上で田畑に乱暴の事実を確認すると、「知らない」と答えた。そして同日、田畑が離党届を提出したことが関係者の証言で明らかとなった。自由民主党内からは議員辞職も取り沙汰される中、2月20日、立憲民主党など主要野党の国対委員長は国会内で会談し、「議員辞職に値する。離党で済む話ではない」との認識で一致した。2月21日、党愛知県連会長の藤川政人は、愛知2区内の県議と市議計6人の連名で田畑の辞職を求める上申書を、党紀委員会の山東昭子委員長に提出。「決して許されるものではなく、看過することが到底できない」と辞職を強く主張したが、自民党は同日、離党届を受理し、早々に幕引きをはかった。同日に開かれた二階派会合で伊吹文明衆議院議員は「問題にならないようにやらないとだめだ。同じことをやるにしても」と発言した。 同年2月27日、週刊文春電子版は田畑が2010年にSNS上で知り合った当時16歳の女子高生を、自宅兼事務所とされるマンションに連れ込み、避妊具なしで無理やり行為に及び、ビデオで撮影したと報じた。同日、田畑は辞職願を提出。2月28日、週刊文春3月7日号が発売。前日配信された記事が掲載される。田畑は3月1日付で辞職した。 示談・不起訴処分 愛知県警に告訴されていた問題で、県警は4月22日、田畑を準強制性交等と軽犯罪法違反の疑いで書類送検した。その後、女性側との間に示談が成立し、刑事告訴や被害届を取り下げられた。同年7月30日、名古屋地検は田畑を不起訴処分とした。
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