久々のファイナル進出と初の敗退
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「サンアントニオ・スパーズ」の記事における「久々のファイナル進出と初の敗退」の解説
2013年NBAファイナルは、スパーズが対戦相手決定待ちの間、イースタンカンファレンス決勝は、ヒート対ペイサーズで7戦まで縺れたが、前年王座のヒートが対戦相手となった。レブロンとは7年ぶりのマッチアップとなる。最長と最短の休養での対戦となったアウェイでの第1戦は、ビッグスリーの安定した働きで勝利したが、第2戦は逆にビッグスリーが精彩を欠き、第3クオーターで突き放されるとそのまま敗戦した。ホームに戻った第3戦は、グリーンとニールを中心に、NBAファイナル新記録の3ポイント16本(32投)を決め、レナードのレブロンへのディフェンスも有効に機能しゴール成功率を33%、フリースローなしに抑え、37点差の大量リードで勝利した。第4戦は、ビッグスリーが、パーカーの右ハムストリングの故障とジノビリの長期スランプから、合計40得点に止まったのに反し、ヒートのビッグスリーには合計85得点を許し、16点差で敗れた。この試合では、ヒートのクリス・ボッシュにフロッピングの裁定が下り、ファイナルでは初の罰金が科された。ホームでの最終戦となる第5戦は、ジノビリがスターターで、センターなしのスモールラインアップで臨んだ。ジノビリがこれまでの不調を払拭し24得点10アシストの活躍を見せ、パーカーも故障を抱えながら26得点、ダンカンは安定して17得点、12リバウンドとビッグスリーが本来の姿を取り戻した上に、グリーンが24得点と、しぶといディフェンスで貢献し、対戦成績を3勝2敗とし優位に立った。この試合で6本のスリーポイントを決めたグリーンは、相手チームのレイ・アレンがセルティクスで2008年に記録したファイナル3ポイント総成功数記録22本を超え、更に25本まで記録を伸ばした。この時点で成功率は66%であった。第6戦は、前半はダンカンのハイパフォーマンスで優位にゲームを進め、このまま優勝するかとおもわれたが、グリーンの3ポイントが封じられたこと、ジノビリのターンオーバーの繰り返し、終盤のダンカン、パーカーの消耗が響き、勝利直前のレイ・アレンの劇的な同点3ポイントにより、オーバータイムに縺れた末に敗れ3勝3敗となった。最終戦は、近年希に見る接戦となったが、レブロン・ジェームズに本来の爆発力を取り戻されてしまい、スパーズは、これまで4度のファイナル進出ではすべて優勝していたが、初めてファイナル敗退を喫した。 "主要インターナショナルプレーヤー" フランス代表パーカー フランス代表ディアウ オーストラリア代表ミルズ イタリア代表ベリネッリ ブラジル代表スプリッター アルゼンチン代表ジノビリ
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