主な心理歴史学者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/29 06:16 UTC 版)
ハリ・セルダン 銀河暦11988年生。ヘリコン出身の数学者で心理歴史学の創設者。ストリーリング大学で「心理歴史学プロジェクト」を率いた。一時期デマーゼルの後を継いで銀河帝国首相を務めた(クレオン暗殺と共に辞職)。かつて学問のために失恋して以来女性と疎遠だったが、トランターでの逃避行を共にした歴史学者ドーズ・ヴェナビリを妻に、ダール地区で出会った孤児レイチを養子にする。「ツイスト」と呼ばれる武道(合気道の一種)を嗜んでいる。プロジェクトがターミナスに追放された後もトランターに留まり、銀河暦12069年、81歳で老衰で死去。 『新・銀河帝国興亡史』では、彼の出現自体がダニールらによって計画されていた物であった事が示されている。 ユーゴ・アマリル トランター・ダール地区の下級労働者だったが、独学で数学を学ぶ。逃亡中のセルダンにその非凡な才能を見出されて心理歴史学プロジェクトに招かれ、生涯を学究に費やした。プライム・レイディアントの作成など、心理歴史学においてセルダンに次いで大きな功績を残した。 ワンダ・セルダン セルダンの孫娘(ただし養子レイチの娘であり血縁関係は無い)。幼少時から心理歴史学に興味を抱く。また精神作用能力を持ち、経済的理由で窮地に陥った心理歴史学プロジェクトを救済する。 スティッティン・パルヴァー 晩年のセルダンが銀河図書館で出会った青年。「ツイスト」の達人で、心理歴史学を習う事を条件にセルダンの護衛を引き受ける。後にワンダと同じ精神作用能力の持ち主である事が判明し、彼女と共に第二ファウンデーションの礎となる。 ガール・ドーニック 晩年のセルダンに召喚された若き数学者。セルダンを弾劾する裁判に巻き込まれ、後にターミナス遠征隊に同行する。セルダンの伝記を書いており、ターミナスに広く流布している。 ボー・アルーリン ワンダとスティッティンに見出された精神作用能力者のひとりでターミナスに留まった唯一の心理歴史学者。若き日のターミナス市長サルファー・ハーディンが教えを受けていた。 エブリング・ミス ミュール時代のターミナスの心理学者。心理歴史学とセルダン・プランの解明を研究していた。ミュールから逃れてトランターに移ってからは、警告のために第二ファウンデーションの位置を突き止めようとする。 プリーム・パルヴァー スティッティンの子孫で第19代の第一発言者(第二ファウンデーションのリーダー)。ミュールの脅威を退けた先代に続いて、第一ファウンデーションからの敵意という難題を解決に導く。 ストー・ジェンディバル 若き発言者。「アンチ・ミュール」によるプランへの干渉を看破する。後に第26代の第一発言者となったと見られる。
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