主な四つのキャラクターとは? わかりやすく解説

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主な四つのキャラクター(役柄)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 02:23 UTC 版)

京劇」の記事における「主な四つのキャラクター(役柄)」の解説

これらの行当hangdang(役柄)は、声や身分性格年齢によって区別できる。 生(Shēngション) - 主に男性の役。劇の種類によって、さまざまな種類があるが、主なもの以下のとおり。俊扮(junbang)という化粧をしている。老生善良な中高年男性付けひげ着け、このひげの色(黒・灰色・白)で年齢を表す。現代京劇では、須生ともいう。 武生基本的にセリフ少なくアクション立ち回り)を専門とする男性。長靠武生短打武生分かれる小生若い男性色男役。ひげはつけない1つ演目1人しか登場しないという決まりがあり、「二喬」(後述)のように色男役が複数登場する演目では武生色男演じることになる。窮生・扇子生・紗帽生・翎子生・娃娃生などがいる。 長靠武生:鎧を着、背には旗(軍隊を表す)を挿し激し立ち回り演じる。一般には、将軍役など武術優れた人物演じる。 短打武生比較軽装をしている。誰の支配受けない英雄が多い。 窮生:貧乏な学生落ちぶれた若い役人が多い。 扇子生:扇子持って登場する若い男の人。扇子を持つことで様々な内面感情表現できる。 紗帽生:紗帽という帽子かぶって登場する若い男。 翎子生:翎子という被り物に雉の尾でできた飾りついている武将。翎子は戦を指揮する第一人者であることを示す。 娃娃生:いわゆる子役少年子供演じる。 紅生:関羽。 旦(Dàn、ダン) - 女性の役。主に下の4種類がある。俊扮(junbang)という化粧をしている。老旦:老女しわがれた声でセリフを言う。 青衣しとやかな女性年齢の差が一番大きいのがこの役柄。 花旦:潑剌とした若い女性。 武旦:アクション立ち回り)を専門とする女性短打武生同じよう比較軽装英雄武術長けている役柄。 刀馬旦:戦を率いる女の武将。長靠武生同じように鎧を着、背中に旗を挿している。男とは違い美しさを出すため真ん中に丸いリボン付いている。 浄(Jìngジン) - 主に、大柄な男性の役。別名「大花臉」。臉譜という化粧をする。横暴な性格な人もいる。文浄:大人しく主に歌をメインにする男性役。地位が高い人が多い。錘花臉は文浄の一種皇上からもらった錘を持っていることに由来する二進宮の徐延昭などがこれにあたる。正浄とも。 武浄:武術長けた男性の役。子花臉はその中の一種ユーモアのある役柄。副浄とも。 丑(Chǒu、チョウ) - 道化役。顔の鼻から目元までを白く塗る豆腐塊という化粧特徴京劇の祖といわれている唐の玄宗にちなみ、基本的に劇団長が演じる。また、セリフ一般的な口語体でのセリフとなる。地域を表すためにこの役柄だけが方言を使うことが許されている。また、小花臉とも言われる。客の笑い取り「无丑不成戯」(丑がいなかったら演目成り立たない)という言葉まである。文丑:頭が悪かったり、ブサイクだったり、だらしなかったりする役柄セリフや歌、踊りがメイン文官学生などが多い。 武丑:戦いメイン地位は低いが、それなりの武術使い手男性の役。水滸伝時遷などがこれにあたる。 彩丑:主に、年老いた女性の役。老旦とは違いユーモアがあるおばさんや、ブサイクな人、意地悪な人を演じる。男が演じるが男旦とは言わない。彩旦とも。

※この「主な四つのキャラクター(役柄)」の解説は、「京劇」の解説の一部です。
「主な四つのキャラクター(役柄)」を含む「京劇」の記事については、「京劇」の概要を参照ください。

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