三條通とは? わかりやすく解説

さんじょう‐どおり〔サンデウどほり〕【三条通り】

読み方:さんじょうどおり

京都市中央部東西通じ道路上京区西大路三条から東山区蹴上(けあげ)に至る。平安京三条大路にほぼあたる。


三条通

読み方:サンジョウドオリ(sanjoudoori)

所在 北海道旭川市


三条通

読み方:サンジョウドオリ(sanjoudoori)

所在 北海道広尾郡大樹町


三条通

読み方:サンジョウドオリ(sanjoudoori)

所在 大阪府堺市堺区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒089-2143  北海道広尾郡大樹町三条通
〒590-0046  大阪府堺市堺区三条通

三条通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/01 03:23 UTC 版)

三条通り
三条大橋
嵯峨嵐山 三条通(2009年11月26日撮影)
京都市街中心部の様子 - 堺町通との交差点付近
併用軌道上を走る京福電気鉄道(嵐電) - 山ノ内駅付近

三条通(さんじょうどおり[注釈 1])は、京都府京都市の主要な東西の通りの一つ。

平安京の三条大路に相当する[2]。また、鴨川に架かる三条大橋東海道五十三次の終点だった[2]

概要

東は山科区四ノ宮から西は右京区嵐山渡月橋)に至る。東海道の京の出入口の部分は「京の七口」の一つの「粟田口」と呼ばれ、近くにある粟田神社は「旅立ちの神」として信仰された。

山科区内では、東海道の旧道と、現在は京都府道143号四ノ宮四ツ塚線になっている旧国道1号のどちらも三条通と呼ばれる(東海道の旧道の方は、旧三条通といわれることも多い)。両者は日ノ岡峠の山科区側で合流し、蹴上のすぐ西で再び分離して古川町通付近で再度合流し、三条大橋で鴨川を渡る。東海道として延伸していた部分は、山科区内を中心に三条街道とも呼ばれている。三条街道は、山科盆地東端の京都府(山城国)・滋賀県(近江国)の府県(国)境付近の髭茶屋追分にて、伏見宿方面からの大津街道を合し、大津宿に通じる[3]

河原町通から寺町通にかけては三条名店街商店街のアーケード商店街。寺町通から烏丸通にかけては一方通行の狭い道路だが、明治時代はメインストリートだったので、旧日本銀行京都支店(現在は京都文化博物館の別館)や中京郵便局などの近代建築が多い。郡区町村編制法により上京区下京区が置かれたとき、この三条通を境として北が上京区、南が下京区とされた。烏丸通との交差点には、京都市道路元標が残されている[2]堀川通から千本通にかけては再びアーケードの三条会商店街となる。千本通から西は京都府道112号二条停車場嵐山線となり、幹線道路となる。この三条会商店街は2009年3月に「新・がんばる商店街77選」に選ばれた。

西は、西大路通から葛野大路通までの京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)の併用軌道が敷設されている区間を越えると北西に進み、旧二条通(太子道)と合流すると再び西に向かい、太秦広隆寺前)、帷子ノ辻を経て、桂川左岸で罧原通と合流し嵐山(渡月橋)に至る。嵐山付近は観光シーズンには慢性的な渋滞が生じている。

現在は、三条大橋東詰から烏丸通までが路上喫煙等禁止区域である。

路面電車

明治の初期からメインストリートだったために市街地での拡幅は限られたが、東と西の郊外では主要幹線として拡幅され、路面電車が敷設された。

上記の路線は前者が京阪だが後者の嵐電は京阪ホールディングスの子会社で京阪グループである。

沿道の主な施設

京都文化博物館別館
中京郵便局(現在信号機は撤去)
広隆寺楼門と嵐電
鉄道・軌道の駅

交差する道路

  • 上側が東側、下側が南側。左側が北側、右側が南側。
  • 交差する道路の特記がないものは市道
交差する道路 交差する場所 路線番号
国道161号西大津BP敦賀方面・国道1号 大津方面
- 国道1号五条バイパス 山科区 横木2丁目 府道143号
<旧三条通>
- 名神高速道路 京都東IC
山科駅前方面 外環状線> 外環三条
府道117号小野山科停車場線
醍醐街道>
<旧三条通
東海道本線琵琶湖線
市道185号勧修寺日ノ岡線
大石道>
日ノ岡
<東山ドライブウェイ -
市道182号蹴上高野線
<仁王門通
- 東山区 蹴上
<神宮道> 三条神宮道
<古川町通> <古川町通>車両通行止め
市道181号京都環状線
<東大路通>
府道143号四ノ宮四ツ塚線
<東大路通>
祇園方面
東山三条
府道37号
<新柳馬場通> <花見小路通>
府道37号二条停車場東山三条線
<川端通>
<川端通> 三条大橋
-
<木屋町通> 中京区 三条木屋町
府道32号下鴨京都停車場線
<河原町通>
河原町三条
西行き一方通行
府道112号二条停車場嵐山線
<千本通
後院通>
千本通>
中京区 千本三条
府道112号
山陰本線嵯峨野線
- 七本松通>
<御前通> 三条御前
市道181号京都環状線
<西大路通>
西大路三条
<佐井通>
<西小路通> 三条西小路
<葛野大路通> 右京区 葛野大路三条
国道162号
<天神川通>
天神川三条
<御池通 三条御池
府道131号花園停車場広隆寺線 府道132号太秦上桂線 太秦
京福電気鉄道嵐山本線 太秦3号踏切
- 府道133号嵯峨野西梅津線
- 府道29号宇多野嵐山山田線
府道29号
府道29号宇多野嵐山山田線
<清滝道
- 清滝道三条
府道29号宇多野嵐山山田線
<長辻通
府道29号宇多野嵐山山田線
嵯峨街道>
渡月橋
府道112号二条停車場嵐山線

交通量

2005年度の平日24時間交通量(台)(平成17年度道路交通センサスより)

  • 山科区日ノ岡朝田町:34,576
  • 右京区西院春栄町:17,432

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 京都市内の通りの名称は、道路標識では例外として「○○通り」と送り仮名をつける表記を採用するが、送り仮名「り」のつかない「○○通」が本来の表記である[1]。(→「京都市内の通り#表記の差異」参照)[]

出典

  1. ^ らくたび 編『京都の道はややこしい』光文社、2015年、3頁。ISBN 978-4-334-78684-7 
  2. ^ a b c 千宗室森谷尅久監修 編「三条通」『京都の大路小路』小学館、1994年、158-161頁。 ISBN 978-4-09387-105-1 
  3. ^ 千宗室森谷尅久監修 編「三条街道」『京都の大路小路』小学館、1994年、206-209頁。 ISBN 978-4-09387-105-1 
  4. ^ 京都三条会商店街(中京区) - asahi.com(2006年8月8日付、2010年9月23日閲覧)

外部リンク

  • 三条通 - 京都観光Navi(京都市、京都高度技術研究所)
京都市内の東西の通り
西は
嵐山
まで
北隣の通り:姉小路通孫橋通 / 山科:旧東海道 東は
山科区四ノ宮
まで
三条通
南隣の通り:六角通若松通 / 山科:渋谷街道

三条通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 07:36 UTC 版)

京都府道29号宇多野嵐山山田線」の記事における「三条通」の解説

渡月橋交差点から清滝道三条交差点経由して嵯峨伊勢ノ上町までの区間全線京都府道112号二条停車場嵐山線重複している。

※この「三条通」の解説は、「京都府道29号宇多野嵐山山田線」の解説の一部です。
「三条通」を含む「京都府道29号宇多野嵐山山田線」の記事については、「京都府道29号宇多野嵐山山田線」の概要を参照ください。

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