メイウェザーとの因縁と対戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 14:49 UTC 版)
「ジェイク・ポール」の記事における「メイウェザーとの因縁と対戦」の解説
2021年2月2日、フロイド・メイウェザー・ジュニアが自身のインスタグラムに「今年はいくつかのエキシビションに焦点を当てる。日本の東京で再びエキシビションを行う。もちろん、ローガン・ポールとやるし、ジェイク・ポールがもし次に対戦するベン・アスクレンに勝てば、彼ともエキシビションを行う」「50セントが俺と対戦したがっていて、俺のことを小さすぎると言っていると聞いた。年末にやりたいなら、エキシビションをやる。俺はこいつらと対戦する階級は気にしない。ポール兄弟はこのイベントで大金を稼ぐだろうけど、でも50セントとは"勝者総取りマッチ"じゃないとダメだ」と投稿した。 2021年2月4日、ジェイク・ポールがメイウェザーの発言に応え、自身のSNSに「親愛なるメイウェザーさん、あなたのインスタグラムはどなたが管理されていますか。その方たちはより良い給料をもらう必要があります。お願いです、あなたはソーシャルメディアに近づかないようにしてください。あなたは、読み方、引退、あるいは百科事典を学ぶことに集中するべきです。あなたは私に対戦を呼びかけましたが、あなたは私の身長の半分しかありません。あなたは私の兄を倒すかもしれませんが、ジェイク・ポールはまた異なるタイプです。あなたの提案はクソです、私はエキシビションはしません、対戦は私の条件で行います、50/50が条件です。あなたが私を倒すためにネイト・ロビンソンをトレーニングしようとしていたことは忘れていません。私はネイトをキャンバスの上に失神させました、あなたがそのように簡単ではないことを願いましょう。私の友達よ、NBA選手といえば、あなたの娘を妊娠させたのは誰?。アスクレンをKOした後に、あなたと対戦したいです、フロイド。そしてあなたの偽のベニアの歯をへし折ります」と椅子に座って本を読みながらメイウェザーにポエムを読み聞かせをするような動画を投稿した。 2021年5月6日、対戦が決定したメイウェザーと兄のローガンが公開記者会見を行い、ステージ上で、メイウェザーが「一晩で2人と戦うつもりだ」とポール兄弟を指さして挑発すると、ローガンは、長年スキンヘッドだったが突然髪を伸ばし始めたことで植毛疑惑が持ち上がったメイウェザーに「このステージで偽物なのはフロイドの生え際だけだ」と反撃。互いにトラッシュトークを展開して会見は終了した。その直後に通路でジェイク・ポールがメイウェザーに近づき、至近距離で顔を突き合わせ対峙し、「俺と戦いたいのか?(プロモーターの)アル・ヘイモンに電話して実現させよう」とメイウェザーを挑発。メイウェザーは、にらみながら「もちろん。アル・ヘイモンは必要ない、オレがボスだ」と返答するが、ジェイクに「帽子いただき(Gotcha Hat)」と、そのままかぶっていた帽子を奪われると、メイウェザーは怒り狂い、「アイツを殺す」「俺を馬鹿にするな」と連呼して追いかけると、両陣営のボディーガード、そして警備員も入り乱れた大乱闘に発展。怒りの収まらないメイウェザーはジェイクに殴りかかろうとするも関係者らに羽交い締めで止められた。 乱闘後、ジェイクは自身のSNSを更新し、これからメイウェザーの帽子を奪うことを予告して、計画取りに帽子を奪っていたことを示す動画を投稿。さらに「メイウェザーが退屈な試合でみんなのお金を盗んだので、私は彼の帽子を盗んだんだ」と挑発。また自身の右脚に帽子の絵とともに「Gotcha Hat」のタトゥーを入れ、Gotcha Hatのロゴが入った帽子などをグッズ化して販売した。 2021年6月6日、フロリダ州のハードロック・スタジアムでフロイド・メイウェザー・ジュニアと兄のローガン・ポールがエキシビション試合を行った。試合後のリングインタビューで、メイウェザーは「次にジェイクとの試合はどうか?」と、メイウェザーが対戦を公言していた因縁の相手ジェイク・ポールとの対戦をリングインタビュアーに質問されるが、「みんなと相談するよ。先のことはわからない。オレは21歳でも25歳でもないんでね」と即答を避けた。 両者のこれまでの一連の挑発行為の応酬を、両者の対戦は既定路線であり、対戦へ向けてのプロモーションのためのパフォーマンスではないのかという見方もあったが、その後、メイウェザーが「ジェイク・ポールは俺との対戦はリアルファイトでやると話している。それがリアルファイトになるなら、俺はリアルファイトの自分の階級である147ポンド(ウェルター級)か154ポンド(スーパーウェルター級)まで落とす。もしジェイク・ポールが154ポンドまで落とせるなら、彼のスキルを見ることが出来るだろう」と、公式戦で対戦するのであればジェイクは147ポンドか154ポンドまで落とす必要があると話し、ジェイクはこのメイウェザーの発言を受けて、「彼は俺に147ポンドまで落として欲しいと話している、そうすれば俺と対戦すると。俺の兄貴が彼と対戦する前までは、俺たち兄弟は‘フェイク・ファイターズ’だった。それが今では俺が147ポンドまで落とせた場合のみ彼はジェイク・ポールと対戦すると言ってる。でもそれだけ体重を落とすのは物理的に不可能だ。俺は試合が実現するとは思わない」と語った。
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