マークの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 06:33 UTC 版)
※それぞれのマークについては、脚注のリンク先である「江崎グリコ記念館 ゴールインマークの歴史」で確認できる。 初代(1922年 - 1927年) 江崎グリコの創業者、江崎利一が「健康」をイメージしたマークを考案していたのだが、なかなかいい案が出なかった。そんななか、江崎は散歩中に神社の広場で遊んでいた子供がゴールインポーズをしているのを見て「これだ!」とひらめき、ゴールインマークを作成。これがゴールインマークの誕生である。ランナーのランニングシャツには「グリコ」の文字のほか上部分に英文表記の「GLYCO」が加えられている。ただ、初代は体格も痩せ型であったせいか、表情もどこか険しいものであった。そのため、このゴールインマークを見た女学生から「顔が怖い」との意見があり、2代目に変更することになる。 2代目(1928年 - 1944年) 当時活動していたスポーツ選手数人を参考に描き替えたデザインとなる。「グリコ」の書体も変更。 江崎グリコの社史『創意工夫 江崎グリコ70年史』(1992年)14頁には「極東オリンピックで優勝したカタロン(英語版)選手(詳細は を参照)や、パリオリンピックに出場した谷三三五選手、マラソンの金栗四三選手らのにこやかなゴールイン姿を参考にして書き直した」とあり、グリコのメールマガジン「ぐー・ぐー・マガジン」にも同様の記載がある。一方、グリコのウェブサイトにある「なぜ?なに?コーナー」では「特定のモデルはない」と記されているが、これは「特定個人をモデルとはしていない」という意味と考えられる。 3代目(1945年 - 1953年) 2代目をベースにしたデザインだが、顔つきもにこやかなものになる。英文表記が「GLYCO」から「GURIKO」に変更される。 4代目(1953年 - 1966年) このときから、英文表記がなくなる。 5代目(1966年 - 1971年) ランナーの顔が現在のものに近くなり、体格もスマートなものになってくる。 6代目(1971年 - 1991年) 江崎グリコ創立50周年を機にリニューアル。「おいしさと健康」と、英文の「★ GLICO ★ GOOD TASTE AND GOOD HEALTH ★」の文字囲みが入るようになる。 7代目(1992年 - 現在) 創立70周年を機にリニューアルされ、シャープなデザインに。囲みの英文が「A WHOLESOME LIFE IN THE BEST OF TASTE」に変更される。
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