ホワイト・ルシアンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 食べ物 > 飲料 > ウォッカベースのカクテル > ホワイト・ルシアンの意味・解説 

ホワイト・ルシアン

ホワイト・ルシアン ホワイト・ルシアン
 レシピ
ホワイト・ルシアン
■  フリース
(FRIS VODKA)
40ml
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン
■  カルーア コーヒーリキュール
(KAHLUA COFFEE LIQUEUR)
20ml
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン
■  生クリーム 20ml
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン
ホワイト・ルシアン

 作り方
ホワイト・ルシアン
1) 氷を入れたロック・グラスにフリースウオッカとカルーア注ぎ軽くステアする。
2) 生クリームフロートする。

※レシピの分量表記について
ホワイト・ルシアン
カクテルタイプ:ロング
グラスロック・グラス
テイスト甘口
色:茶色琥珀色
アルコール度数:強い(25度以上)
製法ビルド

ワンポイント
ホワイト・ルシアン
カクテルブラック・ルシアン」に生クリームフロートしたバリエーション厳冬ロシア大地イメージして作られた。コーエン兄弟監督映画『ビッグ・リボウスキー』でジェフ・ブリッジズ扮するデュードこよなく愛したアメリカで大人気カクテルである。

カルーア コーヒーリキュール」の原料は、良質なアラビカ種コーヒー豆コーヒー豆香り高くローストされスピリッツ浸け込まれ原酒はさらに精製されボトリングされる。最高の原料と最新技術。それが、世界各国広く愛され続けているカルーア秘密である。

ベース使われるフリース」は、スカンジナビア生まれデンマーク名門ダニッシュ ディスティラーズ社が特にアメリカ向けに製造したプレミアム・ウオッカである。フリースとはデンマーク語の“凍る”と“氷”から作った造語かつてないほどクリーンシルキー味わいで、人気呼んでいる。

カクテルでは、液体比重利用して見た目美しさ作り出すともできるフロートその手法で、比重の軽いものを重いものの上に注ぐことにより、液体同士が混ざらずに色の違いを層のようにしてグラス中に作り出すことができる。実際に飲むときにはステアしてひとつになった新し味わい楽しんで良いし、ステアせずにそのままそれぞれの味わい楽しんで良い

ホワイト・ルシアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 22:51 UTC 版)

ホワイト・ルシアン
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
スタイル フロート
TPO 食後
グラス   ロックグラス
アルコール度数
度数
25度以上[1]
レシピの一例
ベース ウォッカ
材料
ウォッカ …… 40ml
コーヒー・リキュール …… 20ml
生クリーム …… 20ml
テンプレートを表示

ホワイト・ルシアン: White Russian)は、ウォッカをベースとしたカクテルの名称。ブラック・ルシアンというカクテルのバリエーションである[2]

概要

ウォッカとコーヒー・リキュール生クリームで作るカクテルである。元となったブラック・ルシアンは生クリームを除いたウォッカとコーヒー・リキュールのみで作られる[2]。生クリームが加わることによって、口当たりは滑らかになり、味わいはよりリッチになる[3]。乳製品を使用したカクテルには低アルコール度数のものが多いが、本作は例外的にアルコール度数は高い[4]

コーヒーを飲む際にクリームが欠かせないと考える人は多い[2]。そのような人々の嗜好に合わせる形で考案されたカクテルである[2]

考案されたのは1950年代である[3]。乳製品を用いた飲み物はアルコール飲料に限らず多数考案されたが、健康志向の高まりから高脂肪の食物を避ける傾向が強まり、乳製品を用いる飲料やスープなどの大半は人気が落ちた[4]。ホワイト・ルシアンは1998年の映画『ビッグ・リボウスキ』で印象的に用いられたこともあり、知名度が高まるとともに、人気が継続している[3][4]。『ビッグ・リボウスキ』ではジェフ・ブリッジス演じる主人公のデュードが偏愛する飲料として設定されており、通常量の倍以上のホワイト・ルシアンを飲んでいるシーンが少なくとも9回はある[3]

作り方の例

レシピ[2][1]
  • ウォッカ - 40ml
  • コーヒー・リキュール - 20ml
  • 生クリーム - 20ml
作り方[2][1]
  1. 氷を入れたロックグラスにウォッカとコーヒー・リキュールを注ぎ、かるく混ぜる。ここで止めると、ブラック・ルシアンになる。
  2. 上からクリームを注ぎ、フロートさせる。または、生クリームを注いでからしっかり混ぜる[3]

映画『ビッグ・リボウスキ』のデュードはスミノフカルーア、生クリームを使用している[5]

文化の中のホワイト・ルシアン

上述のように映画『ビッグ・リボウスキ』の影響は大きく、主人公デュードの生き方に影響を受けたデューディズム英語版という哲学まで産み出すことになるのだが[6][7]、それ以外にも以下のようなものがある。

バリエーション

スリム・ルシアン[7]
生クリームを豆乳または低脂肪乳に替える。
アンナ・クルニコワ[7]
生クリームを無脂肪牛乳またはケフィアに替える。名前は同名のプロ・テニス選手から。
ホワイト・メキシカン[7]
生クリームをオルジェー・シロップに替える。
ホワイト・キューバン[7]
ウォッカをラム酒に替える。

出典

  1. ^ a b c ホワイト・ルシアン レシピ”. サントリー. 2022年8月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 福西英三『カクテル教室』保育社、1996年、37頁。ISBN 978-4586508877 
  3. ^ a b c d e 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、149頁。 ISBN 978-4537218695 
  4. ^ a b c マーク・カーランスキー英語版、髙山祥子 訳『ミルク進化論』パンローリング、2019年、64頁。 ISBN 978-4775942147 
  5. ^ 『POPEYE(ポパイ) 2022年 9月号 [シティボーイ、はじめて1人でバーに行く。]』マガジンハウス、2022年、41頁。 
  6. ^ 『POPEYE(ポパイ) 2021年 6月号 [ENJOY COOKING 腹が減ったら、料理をしよう。]』マガジンハウス、2021年、127頁。 
  7. ^ a b c d e f g マリア・アフォニナ (2021年8月13日). “「ホワイト・ルシアン」、明るい平和主義者のためのカクテル(レシピ)”. ロシア・ビヨンド. 2022年8月12日閲覧。

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホワイト・ルシアン」の関連用語

ホワイト・ルシアンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホワイト・ルシアンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
サントリーサントリー
COPYRIGHT © 1995-2025 SUNTORY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
サントリー株式会社カクテルレシピ
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホワイト・ルシアン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS