ベーシック・トラック
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「カム・トゥゲザー」の記事における「ベーシック・トラック」の解説
「カム・トゥゲザー」のレコーディングは、1969年7月21日にEMIスタジオのスタジオ3で開始された。セッションのプロデュースはジョージ・マーティンが手がけ、アシスタントをジェフ・エメリックとフィル・マクドナルド(英語版)が務めた。エメリックの参加はマッカートニーの要請によるもので、雰囲気の悪化を理由に離脱した1968年7月の『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム)』のためのセッション以来となる。また、レノンが作曲した楽曲のレコーディング・セッションは、4月14日に録音した「ジョンとヨーコのバラード」以来3か月ぶりとなった。レコーディングには、4トラックのテープレコーダーを使用。 レノンがリード・ボーカル、マッカートニーがベース、ハリスンがリズムギター、リンゴ・スターがドラムという編成で8テイク録音され、テイク6がマスターとして採用された。複数のテイクにおいて「He's got to get injections 'cause he's so hard to see(あいつは注射を打たなくちゃならない。だってとても見にくいから)」と歌われているが、このフレーズは後に行われたボーカルのオーバー・ダビング時に「Got to be good looking 'cause he's so hard to see(見てくれはいいはずだ。だってとても見にくいから)」に変更された。スターは、ドラムの録音時にトムトムの上にふきんを置くことで、音を弱めている。レノンはギターを弾かず、「Shoot me!」と歌うたびに手拍子(英語版)を入れ、間奏とコーダにタンバリンを加えた。セッションの最後にテイク6を8トラックに移し替えて、オーバー・ダビングとイコライザーの簡単な作業を可能にした。
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ベーシック・トラック
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「ノット・ギルティ」の記事における「ベーシック・トラック」の解説
ビートルズは、1968年8月にロンドンにあるEMIスタジオで、「ノット・ギルティ」のレコーディングを行なった。1968年7月29日から8月7日にかけて、シングル『ヘイ・ジュード』のレコーディングやミキシングに重点が置かれ、技術的な問題に対処した後、本作の作業を再開した。プロデュースはジョージ・マーティン、レコーディング・エンジニアはケン・スコットが務めた。本作は拍子記号が変化するため、覚えるのが困難であったという。8月7日の最初の18テイクではイントロのみに集中し、同日の夜に追加で27テイク録音した。ビートルズは、2回のセッションで合計101テイク録音したが、そのうち最後まで演奏できたのは21テイクのみで、ベーシック・トラックにはテイク99が採用された。 最初のテイクではエレクトリックピアノによる鍵盤の伴奏が含まれていたが、8月8日のセッションではこのパートはハープシコードに置き換えられた。よって、ベーシック・トラックで使用された楽器は、エレクトリック・ギター、ハープシコード、ベース、ドラムの4種。音楽評論家のイアン・マクドナルド(英語版)は、ハープシコードの演奏者について「ハリスンかレノン」としているが、エヴェレットは前年に「愛こそはすべて」でも演奏したレノンをハープシコードの演奏者として挙げている。本作のレコーディングで、ハリスンは友人のエリック・クラプトンから贈られた「ルーシー」と名付けられたギブソン・レスポールを使用していて、このギターが使用された初の楽曲となっている。
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