ベーシック手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/05 05:38 UTC 版)
「全銀協標準プロトコル」の記事における「ベーシック手順」の解説
銀行と企業との間でオンラインデータの交換を行う場合に使用することを目的として開発された日本独自の通信手順。 1983年10月に全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順)が制定され、1984年1月には全銀協パーソナルコンピュータ用標準通信プロトコル(ベーシック手順)が制定された。専用のハードウェアや公衆交換電話網回線を必要とする。 通信制御にはBSC手順(2進同期通信)に準拠したものを使っており、データリンクレベルと電文制御レベルを区分している点が特徴。通信速度はアナログ回線では2400bps、ISDN回線を利用すれば最大64kbpsである。 回線層、データリンク層、通信制御層、機能制御層、アプリケーション層の5階層構成となっており、OSI参照モデルとは異なる。 2017年11月1日、全銀協は、同方式のサポートを2023年12月末で終了することを発表した。2024年に予定されている、公衆交換電話網のIP網への移行に伴う措置。
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